HR陽性HER2陰性乳癌の遺伝子パネル検査は何を使う?
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HOKUTO編集部

1年前

HR陽性HER2陰性乳癌の遺伝子パネル検査は何を使う?

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パネル選択には「PTEN lossの検出精度」 が重要

ホルモン受容体 (HR) 陽性HER2陰性乳がんにおいては、 AKT阻害薬であるカピバセルチブの登場により、 遺伝子パネル検査の意義が高まっている。 特に、 同薬の保険適用条件に 「PTEN loss (copy number loss) を含むPI3K/AKT/PTEN pathway異常」 が含まれている点に留意すべきである。

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PTEN異常は11%、 うち3.5%がPTEN loss

PTEN異常は全体の約11%に認められ、 そのうち約1/3はコピー数の減少、 すなわちPTEN lossである。 すなわち、 全体の約3.5%の症例でPTEN lossが存在することを意味する。

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〔自験例 (n=120)。 著者提供データを基に編集部作成〕

この少数例を確実に捉えるためには、 コピー数異常の検出感度に優れたパネル検査の選択が求められる。

Foundation®Oneが第一選択

他のパネル検査を使用した場合でも、 エキスパートパネルを経ることで 「みなしコンパニオン」 として承認薬の適応を検討できる。 しかし、 PTEN lossの検出を重視しFoundationOne®およびFoundationOne® Liquidの使用を勧めたい。

これらの検査は、 コピー数異常の解析において一定の実績があり、 PTEN lossを含む対象変異の拾い上げにおいて信頼性が高い。

DNA品質に関する検査中止の基準は各パネル検査により異なるが、 Foundation®Oneでは最も寛容に設定されており、 DNA量や品質に課題のある検体であっても検査結果が得られる可能性が高いと考えられる。

他のCGP検査における核酸品質の基準を満たさず、 検査中止となった検体に対して、 Foundation®Oneでの再検査では解析可能となった症例を複数例経験している。 こうした実績からも、 検体の状態に不安がある場合や、 PTEN lossを確実に検出したい場合には、 Foundation®Oneが有力な選択肢となる。 

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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