海外ジャーナルクラブ
1年前
Soniらは、 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の患者を対象に、 迅速抗原検査の性能を前向きコホート研究で検討。 その結果、 迅速抗原検査の性能は、 無症状の参加者が48時間間隔で3回検査した場合、 および有症状の参加者が48時間間隔で2回検査した場合に最適化された。 本研究は、 Ann Intern Med誌において発表された。
本研究はデルタとオミクロンが流行していた時の研究結果なので、 さらなる変異を起こしてどうなるのかという懸念はありますが、 有症状48時間で2回というのは受け入れやすい結果です。
新型コロナウイルスの無症状者および有症状者のスクリーニングにおける迅速抗原検査の性能は十分に確立されていない。
試験参加者7,361例のうち、 試験1日目に無症状でSARS-CoV-2陰性であった5,353例が解析対象となった。
迅速抗原検査による検査を48時間間隔で2回行った結果、 有症状者のDPIPP 0~6の感度は93.4% (95%CI 90.4-95.9%) だった。
無症状の参加者の中から1回目のテストで陽性が判明した人を除くと、 無症状者におけるDPIPP 0~6の2回目の検査の感度は62.7% (95%CI 57.0-70.5%) と低かったが、 3回目の検査では感度が79.0% (95%CI 70.1-87.4%) に改善した。
参加者は48時間ごとに検査を受けた。 したがって、 これらのデータは48時間より短い検査間隔についての結論を支持するものではない。
迅速抗原検査の性能は、 無症状者が48時間間隔で3回検査した場合、 および有症状者が48時間間隔で2回検査した場合に最適化された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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