海外ジャーナルクラブ
12日前
Panらは、 B型肝炎ウイルス (HBV) に感染しウイルス血症の高い妊婦を対象に、 HBV母子感染予防の標準治療 (妊婦への妊娠28週目からのテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 (TDF) 投与+出生児へのHBVワクチン接種およびHBV免疫グロブリン [HBIG] 投与) からHBIG投与を抜いても予防効果を維持することができるかどうかを非劣性無作為化比較試験で検証した。 その結果、 主要評価項目の母子感染率は実験群 (HBIG非投与) 0.76%、 標準治療群0%、 per-protocol解析では両群ともに0%であった。 群間差は、 全出生児では0.76%㌽ (両側90%CIの上限値1.74%)、 per-protocol解析では0%㌽ (両側90%CIの上限値1.43%) となり、 いずれも非劣性の基準を満たした。
実験群 (HBIG非投与) で1人の乳児が、 出生時にHBsAg陽性と判定されましたが、 その後追跡が途絶えたようです。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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