【Annu Rev Med】肥満 総説 「何が分かる?」
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医療の最前線から

3日前

【Annu Rev Med】肥満 総説 「何が分かる?」

【Annu Rev Med】肥満 総説 「何が分かる?」
世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 2026年のAnnual Review of Medicineに掲載された肥満の内科的・外科的マネジメントの総説を取り上げます。 病態から行動/栄養療法、 最新薬、 手術、 スティグマ軽減まで体系的に整理されています。
※本総説の適応基準(BMI)や一部治療薬は米国等の基準・状況を含み、 日本の保険適用とは異なる点にご留意ください。

この論文で学べる13の要点

❶肥満は平均余命が「4.7年短縮」する慢性疾患

 世界で10億人以上が該当 : 成人8.8億人/小児・青年1.6億人

❷生活習慣の治療目標は体重より「健康改善」

 健康全般の改善が主目的。減量は治療効果の間接指標

❸スティグマ軽減には「患者中心」の対話を

 体重でなく全般的健康・健康行動に焦点。 能動的傾聴等も重要

❹肥満治療に「行動変容技法・CBT」が有効

 自己モニタリングと認知の歪み是正で食行動を持続改善

❺各種食事は6ヵ月で「同程度の減量効果」

 地中海食・DASH・低糖質等。多くは12ヵ月以降の減量維持困難

❻抗肥満薬は「BMI≧30か≧27+合併症」で適応

 米国基準。 BMI27以上は合併症1つ以上が条件

❼減量効果最大のFDA承認薬は「チルゼパチド」

 72週で21%減。T2DMではHbA1c、高血圧では血圧低下も最大

❽心血管疾患合併例では「セマグルチド」を優先

 MACEを減少。 フェンテルミン/トピラマート、 フェンテルミンは回避

❾GLP-1RAは「甲状腺髄様癌・MEN2」が禁忌

 家族歴でも禁忌。 消化管障害・サルコペニア例も悪化リスク

❿減量手術は「BMI≧35か≧30+T2DM」等で考慮

 ASMBS/IFSO 2022基準。アジア人はBMI≧27.5も考慮対象

⓫スリーブ状胃切除術患者の「76%」が体重再増加

 6年時。Roux-en-Y胃バイパス術は7年で37%が再増加と報告

⓬術後の薬物併用で平均「7.6%」追加減量

 体重停滞・再増加後に有効。患者の56%が5%以上追加減量

⓭三重受容体作動薬の「retatrutide」が開発中

 GLP-1/GIP/グルカゴン作動薬。48週12mgで24.2%減 (第Ⅱ相)

原著論文で詳細を確認する

A New Era in the Medical Management of Obesity. Annu Rev Med. 2026;77:131-146.

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【Annu Rev Med】肥満 総説 「何が分かる?」

Q. 抗肥満薬の適応となるBMI基準は?

Q. チルゼパチドとセマの減量効果比較は?

Q. 肥満外科手術 (MBS) の適応基準は?

Q. 減量手術後の体重再増加への対応は?

Q. 開発中の新規肥満治療薬の効果は?

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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