【名古屋徳洲会総合病院】自由×積極性〜実践中心の研修プログラム〜

名古屋徳洲会総合病院 (愛知県春日井市) は初期研修のスローガンに ｢自由×積極性~でる杭はさらにだせ!!~｣ を掲げています｡ 実際のところどうなのでしょう｡ 初期研修医 (1年次) の船坂哲平先生に聞きました｡

※肩書きや内容はインタビュー当時 (2023年11月) のものです｡現在とは異なる場合があります｡

研修先を選んだ決め手

短期間で成長できる環境

――研修先を名古屋徳洲会総合病院に決めた理由は｡

｢まず､ 10ヵ月ある選択期間で､ 24診療科から自由に選択してプログラムを組み立てられる点です｡将来学びたい科を幅広く､深く学べると考えました｣

｢研修医の先生が率先して動いている姿を目の当たりにしたことも大きいです｡ 6年生の4~8月に計3回病院見学をしました｡ 4月は慣れていないように見えた研修医の先生が､ 8月には自主的に救急を回していました｡短期間でここまで成長できる環境に驚き､自分も身を置きたいと思いました｣

救急外来での様子｡救命士や看護師と救急対応について話し合う船坂先生

研修の特徴

志高い同期と切磋琢磨

――入職時の印象は｡

船坂先生｢予想以上に雰囲気が良かったです｡志が高く､やる気のある同期 (たすきがけ含めて7人) が集まり､成功例や失敗例､悩みごとを毎日のように共有しています｡みんなライバルでも仲間でもあり､切磋琢磨して成長できています｣

｢自由度の高さもやはり良いところです｡決まったプログラムに沿って研修するのではなく､どの科を回れば将来的に自分が目指すイメージに近づけるかを考え､プログラムを組み立てられます｡私の場合､来年循環器を多く回ろうと考えていますが､そのために必要だと考える外科系や内科系のプログラムも組み込む予定です｣

オンオフははっきり区別

船坂先生｢徳洲会グループは正直､もっと忙しいと想像していましたが､意外にオンとオフがはっきり分かれています｡当院は早期から手技をする実践重視のスタイルで､勤務時間帯はどんどん手技が入って忙しいです｡ただ､土日などは同期と飲みに行ったり趣味のゴルフをしたりする時間を確保できています｣

初めてのCAGに感動

――これまでで一番印象に残っていることは｡

船坂先生｢失敗したことや患者さんに褒められたことなど印象に残っている出来事は既にたくさんありますが､循環器内科医を目指す身として､初めてCAG (冠動脈造影検査) をしたことです｡正直､最初は焦って､上級医の先生のアドバイス通りに触っているだけでしたが､やりきった時にはとても感動しました｡今では徐々にできるようになってきました｣

カテーテルの様子｡指導医の下､第一線で手技を経験

――忙しさを5段階で評価すると｡

船坂先生｢勤務時間中は4~5｡オフの確保などを総合すると4ぐらいでしょうか｡ハイパー寄りではありますが､ブラックな働き方を要求されることはありません｡業務の中において､雑用が少ないので､自分のしたい研修を希望するだけ経験でき､医師としての忙しさがあると思います｣

研修以外の環境

上級医とゴルフ､コメディカルとBBQ

――上級医やコメディカルとの関係性は

船坂先生｢上級医は教育熱心な先生が多く､疑問点などを聞くと何でも教えてくれます｡こちらが判断に迷う場面でも積極的に声がけをしてくれて有り難いです｡ご飯に行ったりゴルフをしたり､特に壁がなく楽しい雰囲気です｣

バーベキューの様子｡研修医だけでなく､他職種同期とも深く交流をしているという

｢救急外来では看護師さんやクラークさん､救急救命士さんと密に連携して患者対応をしています｡ほかには薬剤師さんなども交えた同期同士でバーベキューをするなど交流は深いです｣

生で雰囲気を感じるのが一番

――医学生へメッセージを｡

船坂先生｢病院選びは悩みますが､大事なのは病院の雰囲気だと思っています｡どういう先生が働いているか､研修医と上級医の関係性はどうか､などはやっぱり生で見るのが一番です｡病院を比較していくつかピックアップしたら､大変ですが見学はたくさん行った方が後悔しないと思います｡見学を通して､自分のなりたい医師像なども分かってくるようになります｣