【NEJM】重症成人の栄養療法 総説 「何が分かる?」
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医療の最前線から

4日前

【NEJM】重症成人の栄養療法 総説 「何が分かる?」

【NEJM】重症成人の栄養療法 総説 「何が分かる?」
世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 2026年のNEJMに掲載された 「重症成人の栄養療法」 に関する総説を取り上げます。 近年の大規模ランダム化比較試験は、 経腸栄養の優先や急性期のエネルギー・蛋白質投与量、 モニタリングなど長年の慣行に見直しを迫っています。 本総説では 「less is more」 の考え方に基づく最新の実践的知見が整理されていますので、 ぜひご一読ください。

この論文で学べる13の要点

❶重症患者の第1週は骨格筋量が「1日約2%」減

 約48%に筋力低下がみられ、 ICU滞在延長と関連

❷ICU入室24~36時間以内「早期経腸栄養」推奨

 21件のRCTで遅延開始や非施行例より良好な転帰が報告

❸EN困難なら「早期短期静脈栄養」も選択肢

 CALORIES・NUTRIREA-2:死亡率・感染性合併症はENと差なし

❹急性期早期フルドーズ栄養は避け「制限投与」を

 死亡利益なく、 消化器・代謝合併症増加の可能性が報告

❺急性期早期は「10~20mL/時」の少量経腸栄養

 腸管バリア機能を保ち、異化亢進期の過剰栄養を回避するため

❻「高用量昇圧薬下」早期フルドーズENで害が示唆

 ノルアドレナリン>0.5μg/kg/分の患者で腸管虚血増加と報告

❼「高用量蛋白質(≧2.2g/kg/日)」で転帰改善なし

 ≦1.2g/kg/日と比較して生存退院までの期間に改善なし

❽高用量蛋白質は「AKI合併例」で有害の可能性

 重症度が高い例・AKIで腎代替療法非実施例で有害性示唆

❾蛋白質は初週に「1.3g/kg/日」へ緩徐増量

 ESPEN2023改訂ガイドラインでICU第1週の目標に

❿リフィーディング高リスク例は「チアミン補充+緩徐増量」

 リン・Mg・Kを監視。 急速なカロリー増量を避ける

⓫高血糖は「180mg/dL未満」を目標に管理

 SCCM GLで推奨。早期フルドーズ栄養は高血糖を増悪し得る

⓬胃残留量の日常的モニタリングは「非推奨」

 誤嚥・肺炎抑制の根拠なく不要な栄養中断を招く。 強く非推奨

⓭高リスク消化管所見は「経腸栄養を即時中止」

 所見例 : 腹腔内高圧・腹部コンパートメント症候群・腸管虚血

原著論文で詳細を確認する

Nutrition Therapy in Critically Ill Adults. N Engl J Med. 2026 Jul 9;395(2):162-174.

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【NEJM】重症成人の栄養療法 総説 「何が分かる?」

Q. 経腸栄養開始の至適タイミングは?

Q. 重症患者急性期の目標エネルギー量は?

Q. ICUでの高タンパク投与の是非は?

Q. リフィーディング症候群の予防法は?

Q. 胃内残留量モニタリングの意義は?

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 2024年7月のNEJMに掲載された総説の紹介

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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