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16日前

Nathanらは、 特発性肺線維症 (IPF) 患者を対象とした2件の第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験TETON-1・TETON-2を統合解析し、 吸入トレプロスチニルとプラセボを比較した。 52週時点の努力肺活量 (FVC) 変化量中央値は、 吸入トレプロスチニル群で-45.4mL、 プラセボ群で-161.7mLであり、 吸入トレプロスチニルはFVC低下を111.8mL有意に抑制した。 また、 副次評価項目6項目中5項目でプラセボに対する優越性が示された。 最も多く認められた有害事象は咳嗽であった。解析結果はAm J Respir Crit Care Med誌に発表された。
治療中止率が高く、 吸入トレプロスチニル群37.0%、 プラセボ群28.8%でした。 1日4回の吸入を52週間継続する負担が影響した可能性があります。
吸入トレプロスチニルは、 独立した2件の試験で特発性肺線維症 (IPF) 患者の肺機能低下を緩やかにすることが示されている。 本研究では、 両試験のデータを統合解析し、 IPFへの有効性の推定精度と頑健性を高めることを目指した。
TETON-1・TETON-2は同一デザインで実施された2件の第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験であり、 IPF患者を吸入トレプロスチニル群とプラセボ群に無作為化した。 本解析では両試験の結果を統合し、 無作為化され1回以上投与を受けた患者を以下の2群で比較した。
主要評価項目は52週時点の努力肺活量 (FVC) の絶対値の変化量とした。 副次評価項目は52週までの臨床的悪化までの期間、 IPF増悪までの期間、 生存、 予測値に対する%FVC (ppFVC)、 QOL、 予測値に対する%肺拡散能 (ppDLCO) とした。
FVCは、 52週時点で吸入トレプロスチニル群で有意に低下が抑制された。
52週時点 FVC変化量中央値
群間差111.8mL (95%CI 79.7-144.0mL、 p<0.0001)
副次評価項目6項目のうち、 5項目 (初回の臨床的悪化までの期間、 初回のIPF増悪までの期間、 K-BILDのベースラインからの変化量、 ppDLCO、 ppFVC) で吸入トレプロスチニル群のプラセボ群に対する優越性が示された。
死亡は吸入トレプロスチニル群41例 (6.9%)、 プラセボ群56例 (9.4%) であった。 有害事象で最も多くみられたのは咳嗽であった。
著者らは、 「52週間の吸入トレプロスチニルは肺機能低下の緩徐化、 臨床的悪化・IPF増悪の遅延、 DLCO・QOLへの有益性も示し、 IPF患者への使用を支持する結果となった」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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