海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前

Blancoらは、 生物学的製剤 (bDMARD) 治療下で寛解を維持しているスペインの関節リウマチ (RA) 患者を対象に、 bDMARD減量と標準治療の再燃率を第IV相非盲検非劣性無作為化比較試験OPTIBIOで比較評価し、 減量プロトコルの個別化に有用な予測マーカーを検討した。 その結果、 bDMARD減量は、 再燃率において標準治療に対する非劣性が示されなかったものの、 安全性は両群間で同等であった。 また、 再燃および持続的寛解の予測モデルが開発され、 これらの予測モデルが減量プロトコルの安全な実施に向けた患者選択に有用である可能性が示された。 本研究はRheumatology (Oxford) 誌において発表された。
オープンラベル試験のため期待によるバイアスの可能性はありますが、 疾患活動性は盲検化されたリウマチ専門医が評価しており、 その影響は一部抑えられています。
RA患者におけるbDMARD減量プロトコルの個別化に有用な予測マーカーを同定し、 再燃リスクを最小限に抑えつつ長期的な疾患管理を最適化することを目的として、 第IV相非盲検非劣性無作為化比較試験OPTIBIOが実施された。
スペインの5施設において、 bDMARD治療下で寛解を維持しているRA患者195例が以下の2群に1 : 1で無作為に割り付けられた。
主要評価項目は、 Intent-to-Treat (ITT) 解析集団におけるベースラインから12ヵ月時までの再燃率の非劣性解析により、 再燃および持続的寛解の予測因子を同定することであった。
再燃が39例で発生した。 再燃率は用量減量群の22.7%、 標準治療群の17.2%で認められ、 用量減量群の標準治療群に対する非劣性は示されなかった (リスク差 -5.5%㌽ [95%CI -16.8-5.7%㌽、 p=0.33)。
また以下の2つの予測モデルが開発された。
分子バイオマーカーを追加することで、 それぞれのAUCは0.91、 0.88に改善した。
有害事象 (AE) において、 両群間に有意差は認められなかった。
著者らは 「bDMARD減量による最適化は、 再燃率において標準治療に対する非劣性が示されなかったものの、 安全性は両群間で同等であった。 開発された再燃および持続的寛解の予測モデルは、 bDMARD減量プロトコルの安全な実施に向けた患者選択に有用な可能性があり、 個別化治療の必要性が支持された」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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