HOKUTO編集部
6ヶ月前
Laboratory practice is central to earlier myeloma diagnosis : Utilizing a primary care diagnostic tool and laboratory guidelines integrated into haematology services.
Br J Haematol. 2024 Feb;204(2):476-486. PMID: 38168756
多発性骨髄腫は血液悪性疾患の一つであるが、 症状は非特異的なものも多く診断が遅れることが危惧される。 今回、 骨髄腫の早期診断に向けた診断ツールとプライマリ・ケアのためのガイダンスについてBr J Haematol誌にまとめられていたので紹介する。
多発性骨髄腫というと 「多発骨折」 が一番わかりやすい症状であるが、 それ以外にも 「貧血」 や 「感染症」、 「腎機能障害」 など、 さまざまな関連症状も重要である。 日常的に測定される血液検査では "総蛋白質"、 "アルブミン値"が一つ参考となる。
多発性骨髄腫の鑑別には、 下記の検査が勧められる。 血液内科が施設内にある際にはその時点でコンサルトしても良いと考えられるが、 施設内になければこれらに検査結果も確認することが勧められる。
どの程度急いで血液内科にコンサルトしなければならないか、 逆にコンサルトは不要であるか、 といった情報がまとめてあり大変参考になる。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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