海外ジャーナルクラブ
24日前
Batemanらは、 優性遺伝性アルツハイマー病の原因遺伝子変異を保因するかそのリスクがあり、 無症候または軽度の認知機能障害を有する者を対象とした第II/III相無作為化比較試験DIAN-TU-001*の非盲検延長試験 (OLE) を実施し、 抗アミロイドβ抗体gantenerumab高用量長期投与の有効性および安全性を評価した。 その結果、 中間解析では、 無症候性変異保因者におけるCDR-SBの臨床的悪化 (スコア上昇) のハザード比が、 二重盲検期間またはOLE期間にgantenerumabを投与した参加者では0.79 (95%CI 0.47~1.32)、 最も長い期間投与した参加者では0.53 (同 0.27~1.03) であり、 有意な効果は示されなかった。 また、 最終解析では、 3年時のPiB-PET SUVR**がベースラインと比べて低下した (調整平均変化 -0.71 [95%CI -0.88~-0.53]、 p<0.0001)。 治療関連の大出血や死亡の報告はなかった。
結論は慎重ながらも未来志向の表現となっています。
「we believe that amyloid removal and biomarker effects offer cautious optimism that disease modification might be possible」
海外ジャーナル
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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