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6日前

Jastreboffらは、 糖尿病のない肥満成人2,339例を対象とした第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験 (TRIUMPH-1) において、 GIP/GLP-1/グルカゴン受容体三重作動薬retatrutideの週1回皮下投与の有効性と安全性をプラセボと比較した。 その結果、 80週時点の体重変化率は、 retatrutide 9mg群で-23.7%、 12mg群で-25.0%となり、 プラセボ群 (-3.9%) と比べていずれも有意に減少した。 また、 変形性膝関節症 (膝OA) 合併例では疼痛スコアが、 閉塞性睡眠時無呼吸 (OSA) 合併例では無呼吸低呼吸指数が、 それぞれ有意に改善した。 試験結果はNEJM誌に発表された。
日本人に多いベースラインBMI<30の参加者は2%のみであり、 この集団への一般化には限界があります。
retatrutideはGIP、 GLP-1、 グルカゴンの3つを同時に刺激する三重受容体作動薬である。
本試験では、 糖尿病のない肥満成人を対象に、 体重への効果に加え、 変形性膝関節症 (膝OA) に伴う疼痛、 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 (OSA) に対する効果を検証した。
同試験では、 糖尿病のない肥満成人2,339例が、 以下の4群に無作為化された。
主要評価項目は80週時点の体重変化率で、 9mg群・12mg群をそれぞれプラセボ群と比較した。 膝OAを有する574例ではWOMAC疼痛スコア*の変化量、 OSAを有する243例では無呼吸低呼吸指数 (AHI) の変化量も評価した。
体重関連の評価項目は、 intention-to-treat (ITT) 集団で解析し、 膝OA・OSA評価項目はhybrid-treatment estimand**で解析しITTの結果も報告した。
80週時点で、 9mg・12mg群ともプラセボに対し体重を有意に減少させた (いずれもp<0.001)。
80週時点の体重変化率
(プラセボとの差-19.8%㌽)
(プラセボとの差-21.0%㌽)
膝OA合併例では、 9mg・12mg群ともWOMAC疼痛スコアを有意に改善した (いずれもp<0.001)。
WOMAC疼痛スコア変化量 (Estimand)
(プラセボ群との差-1.6点)
(プラセボ群との差-1.8点)
ITT集団でも、 -3.4点、 -3.9点、 -4.1点 vs -2.5点 (差-1.4点、 -1.6点、 いずれもp<0.001) であった。
OSA合併例では、 9mg・12mg群ともAHIを有意に改善した (いずれもp<0.001)。
AHIの変化量 (Estimand)
(プラセボ群との差-24.4回/時)
(プラセボ群との差-21.9回/時)
ITT集団でも、 -22.8回/時、 -34.3回/時、 -32.1回/時 vs -9.6回/時 (差-24.7回/時、 -22.5回/時、 いずれもp<0.001) であった。
最も多い有害事象の発現は、 消化器系であった。
著者らは、 「retatrutideにより肥満成人で有意な体重減少が得られ、 膝OA合併例では疼痛を軽減し、 OSA合併例では無呼吸低呼吸イベントが減少した」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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