【NEJM】鳥インフルエンザA (H5N1)、 ヒト-ヒト感染の証拠認めず
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海外ジャーナルクラブ

28日前

【NEJM】鳥インフルエンザA (H5N1)、 ヒト-ヒト感染の証拠認めず

【NEJM】鳥インフルエンザA (H5N1)、 ヒト-ヒト感染の証拠認めず
Gargらは、 米国で高病原性鳥インフルエンザA (H5N1) ウイルス感染症に罹患した患者46例を対象に観察研究を実施し、 その臨床的特徴と感染リスクを調査した。 その結果、 罹患者は主に感染動物に暴露した成人で、 いずれも軽症であったことが明らかとなった。 ヒトからヒトへの感染の証拠は確認されなかった。 

患者46例 (年齢中央値46歳) のうち、 20例が感染した家禽に、 25例が感染した乳牛または感染が疑われる乳牛に曝露していた (1例は不明)。

全例が軽症であり、 罹病期間中央値は4日であった。 87%が症状発現から2日目 (中央値) にオセルタミビルの投与を開始していた。 家庭内接触者97人から新たな感染症例は確認されなかった。

主な症状

  • 結膜炎 : 93%
  • 発熱 : 49%
  • 呼吸器症状 : 36%
  • 結膜炎のみ : 33%

感染動物に曝露した作業者のPPE使用状況

  • 手袋 : 71%
  • 眼保護具 : 60%
  • フェイスマスク : 47%

📘原著論文

Highly Pathogenic Avian Influenza A(H5N1) Virus Infections in Humans. N Engl J Med . 2024 Dec 31. Online ahead of print. PMID: 39740051

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

感染動物に曝露した作業者のPPE使用状況でフェイスマスクの使用が47%しかないことは驚きです。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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