海外ジャーナルクラブ
2日前

Ruckerらは、 治療抵抗性うつ病を対象に、 心理的支援下でのpsilocybin* 25mg単回投与について、 二重盲検プラセボ対照無作為化試験の実施可能性を検討した。 その結果、 無作為化された60例中59例が全追跡評価時にMADRS評価を完遂した。 3週時点のMADRSスコアの調整群間差は-10.41と、 psilocybin群で良好であった。 非重篤な有害事象は、 プラセボ群で123件、 psilocybin群で164件発生した。 試験結果はNat Med誌に発表された。
英国National Health Service (NHS) の公的メンタルヘルス医療環境で実施されたため、 将来的に承認が得られ、 資金提供の枠組みが整備された場合、 NHSにおけるpsilocybin療法の実装方法を検討する上で有用な知見を提供します。
治療抵抗性うつ病に対し、 psilocybin補助療法は有望な新規治療となる可能性がある。
そこで、 心理的支援下でpsilocybin 25mg単回投与またはプラセボ投与を実施し、 6週間追跡する無作為化比較試験の実施可能性を検討した。
本試験は、 英国National Health Service (NHS) の1施設で実施された二重盲検プラセボ対照の実施可能性試験である。
対象は、 DSM-5の大うつ病性障害の診断基準を満たし、 2種類以上の抗うつ薬治療、 または1種類以上の抗うつ薬と1種類以上の精神療法に対して十分な反応が得られなかった患者である。 患者は以下2群に1:1で無作為化された。
主要評価項目は登録状況・追跡調査の継続率・MADRSの分散推定であり、 追跡期間は6週間であった。 解析はintention-to-treat集団を対象とした多層回帰分析で行った。
60例が無作為化され、 年齢・性別・psilocybinの使用歴で均衡化された。 60例中59例が、 すべての追跡評価時にMADRS評価を完遂した。
3週時点のMADRSスコアの調整群間差は-10.41 (95%CI -14.86~-5.95, Cohen's d=-1.70) と、 psilocybin群で良好であった。 この差は6週時点でも維持された。
非重篤な有害事象は、 プラセボ群で123件、 psilocybin群で164件発生した。
著者らは、 「本試験の知見は今後の検証的試験の実施を支持するものである」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。