【JAMA】糸球体疾患CKDでもフィネレノン有効、 腎複合リスク26%減
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海外ジャーナルクラブ

10日前

【JAMA】糸球体疾患CKDでもフィネレノン有効、 腎複合リスク26%減

【JAMA】糸球体疾患CKDでもフィネレノン有効、 腎複合リスク26%減
Neuenらは、 非糖尿病CKD患者を対象にフィネレノンとプラセボを比較した第Ⅲ相試験FIND-CKDの探索的サブグループ解析において、 糸球体疾患によるCKD患者でのフィネレノンの効果を検証した。 その結果、 32ヵ月までの総eGFRスロープの低下はフィネレノン群で緩徐であり (-3.50 vs -4.23mL/min/1.73m²/年)、 12ヵ月時のアルブミン尿はフィネレノン群で42%減少した。 加えて、 腎不全を含む腎複合アウトカムリスクも26%低減した(HR 0.74)。 研究結果はJAMA誌に掲載された。

📘原著論文

Finerenone in Patients With Chronic Kidney Disease Due to Glomerular Diseases: A Randomized Clinical Trial. JAMA. 2026; Online ahead of print. PMID: 42246414

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

本解析は探索的サブグループ解析であり、 結果は仮説生成的なものとして解釈する必要があります。 しかし、 eGFR、 アルブミン尿、 および臨床エンドポイントにおいて一貫した有益性が認められたことは注目に値します。

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eGFR の計算

クレアチニンまたはシスタチンCによる推算糸球体濾過量

クレアチニンクリアランスの推算式

Cockcroft-Gault式による推算値

FENa (尿ナトリウム排泄率)

腎不全の原因精査

背景

糸球体疾患CKDでのフィネレノンの効果は不確実

糸球体疾患はCKDおよび腎不全の主要原因である。 非ステロイド型ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬フィネレノンはCKDの腎機能低下リスクを抑制するが、 糸球体疾患によるCKD患者での効果は明らかではない。

研究デザイン

FIND-CKDにおける糸球体疾患CKD患者を対象とした探索的サブグループ解析

非糖尿病CKD患者*を対象に24の国・地域で実施された第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照試験FIND-CKDのうち、 担当医が糸球体疾患と報告した903例について探索的解析を行った。

*eGFR 25~<60mL/min/1.73m²かつUACR 200~<500mg/g、 またはeGFR 25~<90mL/min/1.73m²かつUACR 500~3500mg/g
  • フィネレノン群 : 446例
10または20mg/日を経口投与
  • プラセボ群 : 457例

主要評価項目は、 ベースラインから32ヵ月までの年間eGFR低下率 (総eGFRスロープ) とした。 また、 事前規定された探索的評価項目として、 12ヵ月時点のアルブミン尿変化率、 腎不全または40%以上の持続的eGFR低下からなる腎複合アウトカムも評価した。

結果

フィネレノンにより総eGFRスロープは-3.50mL/min/1.73m²/年に抑制

32ヵ月までの総eGFRスロープは以下の通りで、 フィネレノンはeGFR低下を遅らせた。

32ヵ月までの総eGFRスロープ

  • フィネレノン群 : -3.50mL/min/1.73m²/年
  • プラセボ群 : -4.23mL/min/1.73m²/年
 群間差 0.73mL/min/1.73m²/年
 (95%CI 0.22-1.24)

アルブミン尿42%減、 腎複合アウトカム26%減

12ヵ月時のアルブミン尿においても、 フィネレノン群で42%減少した (95%CI 35-48%)。

腎不全、 または40%以上の持続的eGFR低下からなる腎複合アウトカムのリスクも、 26%低下した。

腎複合アウトカム

  • フィネレノン群 : 7.42件/100患者年
  • プラセボ群 : 9.60件/100患者年
 HR 0.74 (95%CI 0.57-0.97) 

結論

糸球体疾患CKDで腎機能低下を抑制

著者らは、 「糸球体疾患によるCKD患者において、 フィネレノンはeGFR低下を遅らせ、 アルブミン尿を減少させた。 加えて、 腎不全または腎機能低下のリスク低減に寄与した」 と報告している。


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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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