海外ジャーナルクラブ
3ヶ月前
Zhongらは、 中国の気管支拡張症患者226例を対象に、 経口可逆的DPP-1阻害薬HSK31858の有効性と安全性を、 第II相多施設共同二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験SAVE-BEで評価した。 その結果、 24週間の年間増悪頻度の最小二乗平均値は、 20mg群が1.05回/人年 、 40mg群が0.83回/人年であり、 両用量群いずれもプラセボ群の2.01回 /人年に比べて改善を認めた(プラセボに対する発症率比 : 20mg群0.52 [95%CI 0.34-0.80、 p=0.0031]、 40mg群0.41 [同0.26-0.66、 p=0.0002])。 3群の有害事象発現率はほぼ同じであり、 注目すべき有害事象 (角化症、 歯肉炎、 重篤な感染症など) の増加も認められなかった。
タイトルがEffects of DPP-1 inhibitorとなっていますが、 ある特定の群での有効性のためEfficacyでも十分な研究成果となっています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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