【REDUSE】骨転移へのデノスマブ、 12週ごと投与が4週ごとに非劣性
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HOKUTO編集部

16日前

【REDUSE】骨転移へのデノスマブ、 12週ごと投与が4週ごとに非劣性

【REDUSE】骨転移へのデノスマブ、 12週ごと投与が4週ごとに非劣性
骨転移を有する乳癌 (BC) または去勢抵抗性前立腺癌 (CRPC) 患者を対象に、抗RANKL抗体デノスマブの投与間隔を4週ごと (Q4W) から12週ごと (Q12W) へ延長した際の症候性骨関連事象 (SSE) 抑制効果を検証した国際多施設共同第Ⅲ相無作為化非劣性試験SAKK 96/12 REDUSEの結果が報告された。 初回SSE発現までの期間において、 導入期後のQ12W投与はQ4W投与に対して非劣性であり、低カルシウム血症および顎骨壊死 (ONJ) の発現率はQ12W群で低下傾向を示した。スイス・Cantonal Hospital GrisonのRoger von Moos氏が発表した。

背景

デノスマブQ12Wへのde-escalationの妥当性を検証

骨転移患者に対してデノスマブ120mgのQ4W投与が標準だが、ゾレドロン酸では確立しているQ12Wへの間隔延長について、SSEを評価項目とした前向き試験が不足していた。

用量探索試験では、 60mgのQ12W投与と120mgのQ4W投与で骨代謝マーカーの抑制効果が同等であることが示唆されており、de-escalationの妥当性が問われていた。

試験の概要

3つ以上の骨転移を有するBC・CRPC患者を対象とした第Ⅲ相非劣性試験

国際多施設共同第Ⅲ相無作為化非劣性試験SAKK 96/12 REDUSEにおいて、 3つ以上の骨転移を有するBCまたはCRPC患者1,380例が以下の2群に1 : 1で無作為に割り付けられた。

  • Q4W群 : 784例 (ITT解析対象 686例)
デノスマブ120mgをQ4Wで投与
  • Q12W群 : 596例 (ITT解析対象 688例)
デノスマブ120mgを導入療法としてQ4Wで4回投与後、 Q12Wで投与

主要評価項目は初回SSE発現までの期間であり、非劣性マージンは1.20に設定された (検出力80%、 第1種過誤5%)。 副次評価項目は試験期間中の初回およびその後のSSE発現までの期間、 低カルシウム血症および顎骨壊死 (ONJ) を中心とした毒性、 全生存期間 (OS) などであった。

試験の結果

主要評価項目の初回SSE発現までの期間で非劣性を達成

追跡期間中央値37ヵ月時点で本試験は主要評価項目を達成した。

初回SSE発現までの期間中央値はQ4W群が56.6ヵ月 (95%CI 40.7ヵ月-NR) であり、 Q12W群の56.5ヵ月 (95%CI 47.7ヵ月-NR) に対して非劣性が示された (HR 1.023 [90%CI 0.874-1.197])。

初回およびその後のSSE発現までの期間でもHR 1.043 (90%CI 0.907-1.198) で、 90%CI上限は非劣性マージン1.20を下回った。

低カルシウム血症・ONJ発現率はQ12W群で低下傾向

低カルシウム血症はQ4W群の46%、 Q12W群の30%で発現し、Q12W群で初回発現までの期間が延長する傾向を示した (HR 0.701 [90%CI 0.613-0.803])。

ONJはQ4W群の8.5%、Q12W群の6.9%で発現した。 ONJまたは歯の感染症の初回発現までの期間もQ12W群で延長する傾向を示した (HR 0.747 [90%CI 0.579-0.963])。

OSで有意差なし

OS中央値は、 Q4W群が43.8ヵ月 (95%CI 36.2-50.5ヵ月)、 Q12W群が40.6ヵ月 (95%CI 34.0-46.9ヵ月)であり、両群間に有意差は認められなかった (HR 1.039 [90%CI 0.903-1.196])。

結論

デノスマブのQ12W投与が新たな標準治療の候補に

von Moos氏は 「骨転移を有するBCまたはCRPC患者の初回SSE発現までの期間において、 導入期後のデノスマブQ12W投与はQ4Wに対して非劣性であり、より良好な安全性プロファイルを示した。 これらのデータは、 Q12W投与が新たな標準治療となり得ることを示唆している」 と報告した。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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