海外ジャーナルクラブ
24日前

Clowseらは、 標準治療下で中等症~重症の活動性全身性エリテマトーデス (SLE) 患者を対象に、 CD40リガンド阻害薬dapirolizumab pegolの有効性および安全性を海外多施設共同第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験PHOENYCS GOで評価した。 その結果、 dapirolizumabによる48週時のBICLA奏効率は50%であり、 プラセボと比べて有意に高かった。 本研究はLancet誌において発表された。
試験デザインにステロイド漸減プロトコルを組み込むことで、 実臨床の治療ガイドラインに即した状況下で疾患活動性を評価できた点は、 本試験の強みと考えられます。
dapirolizumab pegolは新規のCD40リガンド阻害薬である。
本研究では、 標準治療下で中等症~重症の活動性SLE患者に対するdapirolizumab pegolの有効性および安全性を評価した。
25ヵ国の病院・診療所・治験実施施設177施設で実施された第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験PHOENYCS GOにおいて、 標準治療下で中等症~重症の活動性SLEを有する16歳以上の患者321例が、 以下の2群に2 : 1で無作為に割り付けられた。
1施設でGood Clinical Practiceガイドライン不遵守があったため6例が除外され、 Full Analysis Set (FAS) には315例 (女性293例、 男性22例) が含まれた。
主要評価項目は48週時のBICLA奏効であった。
48週時のBICLA奏効率はdapirolizumab pegol群が50%であり、 プラセボ群の35%と比べて有意に高かった (群間差 14.6%㌽ [95%CI 3.3-25.8%㌽]、 p=0.011)。
治療中に発現した有害事象 (TEAE) はdapirolizumab pegol群で83%、 プラセボ群で75%、 重篤なTEAEはそれぞれ10%、 15%、 重篤な感染症は4%、 6%で認められた。
dapirolizumab pegol群で血栓塞栓症 (心筋梗塞) 1例および壊疽関連敗血症による死亡1例が報告された。
著者らは、 「dapirolizumab pegolは、 SLE患者における疾患活動性の有意な改善と関連していた。 これらの結果より、 SLEの治療選択肢としてdapirolizumab pegolのさらなる検討を支持する」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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