海外ジャーナルクラブ
11日前

Papaらは、 18歳以上の進行性骨化性線維異形成症 (FOP) 患者63例を対象に、 抗アクチビンA抗体garetosmabの月1回静注を国際共同第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験 (OPTIMA) で検討した。 その結果、 56週時点の新規異所性骨病変の総数は、 プラセボ群の19個に対し、 garetosmab 3mg/kg群では1個、 10mg/kg群では2個と、 いずれも有意に少なかった。 試験結果はLancet誌に発表された。
CAJISスコア>19の重症成人患者が含まれておらず、 進行例への一般化には限界があります。
進行性骨化性線維異形成症 (FOP) は、 靱帯・腱・筋に異所性骨化が進行し、 身体機能障害や早期死亡に至る希少な遺伝性疾患である。 原因は1A型アクチビン受容体の機能獲得型変異であり、 アクチビンA (ActA) による異常な受容体活性化が異所性骨形成を引き起こす。
抗ActA抗体garetosmabは、 前臨床および第Ⅱ相試験LUMINA-1で有効性を示しており、 本試験では成人FOP患者におけるgaretosmabの有効性と安全性を検討した。
OPTIMAは、 16の国・地域で実施された第Ⅲ相・二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験で、 18歳以上のFOP患者63例 (平均年齢26.6歳、 女性38例) を対象とした。 患者は以下の3群に1:1:1で層別無作為化された。
主要有効性評価項目は56週時点の新規異所性骨病変の総数、 主要安全性評価項目は56週までに治療下で発現した特に注目すべき有害事象 (AESI) とした**。
56週時点の新規異所性骨病変の総数は、 3mg/kg・10mg/kg群でいずれもプラセボ群に比べ有意に少なかった。
56週時点の新規異所性骨病変総数
治療下発現AESIはプラセボ群1/21例 (5%)、 3mg/kg群0/19例、 10mg/kg群4/23例 (17%) で認められ、 いずれも治療関連と判断された。 試験期間中に死亡例はなかった。
著者らは、 「garetosmabは新規異所性骨病変数を大きく減少させ、 FOPに対して有効で概ね良好な忍容性を持つ疾患修飾療法となり得る」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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