脊椎造影検査で下半身まひ 1900万円で和解
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HOKUTO通信

1年前

脊椎造影検査で下半身まひ 1900万円で和解

脊椎造影検査で下半身まひ 1900万円で和解
新潟市民病院は、 誤って薬剤を脊髄に注入して下半身に障害が残る医療事故が2021年6月に発生し、 男性患者と1900万円での和解が成立したと発表した。

検査を早く終えようとして…

発表は5月15日付。 市民病院によると、 腰部脊柱管狭窄症と胸部脊柱管狭窄症の疑いで脊髄造影検査をした際、 造影剤を髄腔に注入しようとして穿刺した針が脊髄 に入り、 脊髄に造影剤を注入して脊髄を損傷したという。 

この検査では造影剤注入のための穿刺を3カ所行い、 その後の撮影画像から脊髄内に造影剤が注入されていたことが判明した。 市民病院は原因について、

  • 通常穿刺を行わないやや高い椎間から穿刺したこと
  • 髄液の流出が十分確認出来なかったが、 針先が髄腔にあると判断したこと

が原因だと説明している。患者の負担を考慮して検査をその日で終えるためだったという。

市民病院は脊髄損傷と下半身麻痺の因果関係を認めた上で、再発防止策について 「造影剤の注入は通常の手順で行い、支障があった場合は検査を急がず、他の検査を先行させる」 などとしている。

詳しくは新潟市役所の資料へ。

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2022/11/15 HOKUTO編集部

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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