海外ジャーナルクラブ
6ヶ月前

Dunsmoreらは、 非浸潤性乳管癌 (DICS) 患者を対象に、 健康関連QOLの長期的変化に関連する個人および地域レベルの要因を前向きコホート研究で検討した。 その結果、 非民間保険の加入、 マイノリティ人種、 および手術回数が多いことが、 診断から24ヵ月後の精神的QOLの低下と関連することが明らかとなった。 本研究はJAMA Netw Open誌において発表された。
JAMA特有のMeaningには、 リスクの高いDICS患者のメンタルヘルス転帰を改善するための介入は今後の重要な課題である、 とはっきりと書かれています。
DICS術後の健康関連QOLに関する長期的データは限られている。 特に、 乳房温存手術の対象となる患者における、 健康関連QOLに影響を及ぼす地域レベル、 個人レベルの要因を評価することは重要である。
本コホート研究の対象は、 2015年3月~16年4月に、 米国の75施設においてDICSと診断された女性であり、 前向き非無作為化臨床試験に付随して実施された。 登録条件は、 片側性DICSかつ広範局所切除の適応あり、 3ヵ月以内の診断マンモグラフィを受けていることであった。
患者報告アウトカム質問票は、 登録時、 術前外科医診察後、 術後初回診察時、 術後12ヵ月、 24ヵ月時点で実施した。 自己申告による健康の社会的決定要因と治療歴についての情報も収集された。 主要評価項目は、 患者のDICSに関する知識、 治療情報に関する理解度と、 健康関連QOLであった。
対象296例の女性のうち、 登録時年齢中央値は60歳 (範囲 : 34-87歳) で、 白人229例 (77%)、 黒人41例 (14%)、 アジア人11例 (4%) であった。 家族に乳癌罹患者がいた患者は、 147例 (50%) であった。 参加者の大多数が非ヒスパニック系 (95%)、 民間保険加入者 (77%)、 低~中程度の社会的困窮地域在住 (貧困度指標ADI中央値 : 44、 範囲1-99)、 単回の広範囲局所切除術実施患者 (63%) であった。 DICSに関する知識の中央値は80 (範囲 : 20-100)、 治療理解度中央値は10 (範囲 : 3-10) と高かった。
24ヵ月時点でのメンタルヘルス低下に関連する要因は以下であった。
24ヵ月時点での身体的健康の改善に関連する要因は以下であった。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。