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5ヶ月前

Merolaらは、 中等度~重度の尋常性乾癬患者を対象に、 ビメキズマブと他剤による治療後の皮膚および爪の同時完全寛解を評価した。 その結果、 ビメキズマブは高い同時完全寛解率を示した。 また、 ビメキズマブへの切替により同時完全寛解率は上昇し、 長期に維持された。 試験結果はAm J Clin Dermatol誌に発表された。
本解析はOLE (Open-Label Extension) 移行患者のみを対象としたためバイアスの可能性がありますが、 中止例は少なく結果への影響は限定的と考えられます。
爪乾癬は、 患者の身体的および精神的健康に大きな悪影響を及ぼす可能性があり、 乾癬性関節炎のリスク因子でもあることから、 皮膚に加えて爪の完全寛解を達成することは重要な治療目標である。
本研究では、 中等度から重度の尋常性乾癬患者において、 ビメキズマブおよび他剤による治療後の皮膚および爪の同時完全寛解を評価した。
BE SUREおよびBE VIVID第Ⅲ相試験と、 そのオープンラベル延長試験であるBE BRIGHT、 およびBE RADIANT第Ⅲb相試験と、 そのオープンラベル延長試験から得られたデータを解析した。 対象は、 ベースライン時に爪乾癬重症度指標mNAPSI>0であり、 それぞれのオープンラベル延長試験に移行した患者とした。
皮膚および爪の完全寛解 (PASI 100、 mNAPSI 0) を同時達成した患者の割合を、 ビメキズマブおよび他剤による治療群において、 試験期間中および長期にわたり比較した。
各試験の比較対照期間終了時点での、 皮膚および爪の同時完全寛解率は以下の通りであった。
BE SURE、 24週時点
BE VIVID、 52週時点
BE RADIANT、 48週時点
長期治療後の、 各薬剤からの切替、 ビメキズマブ継続患者での同時完全寛解率は以下の通りであった。
BE SURE/BE BRIGHT(4年後)
BE VIVID/BE BRIGHT(4年後)
BE RADIANT(3年後)
著者らは、 「ビメキズマブ治療を受けた患者は、 アダリムマブ、 ウステキヌマブ、 セクキヌマブ治療を受けた患者と比較して、 皮膚および爪の同時完全寛解を達成した割合が数値として高かった。 ビメキズマブへの切替後には寛解率が上昇し、 切替群および継続治療群の双方において長期的に維持された」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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