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2日前

Hennequinらは、 高リスク前立腺癌を対象に、 長期アンドロゲン遮断療法 (ADT) に併用する放射線療法の放射線線量を70Gyから80Gyに増加させることの無増悪生存 (PFS) への影響を、 無作為化比較試験GETUG-AFU 18で評価した。その結果、 標準的な70Gyと比べて80Gyの高線量放射線療法はPFSを改善した。 一方、 Grade3以上の急性毒性の発現率は70Gyと80Gyで同程度であった。 試験結果はLancet Oncol誌に発表された。
10年以上前に設計された試験であり、 その後登場したIMRTやIGRTなどの現在の標準的な放射線治療技術が十分に反映されていません。
これまで、 高リスク前立腺癌の治療において、 より高線量の放射線療法を長期ADTに組み合わせることの意義が検討されてきたが、 癌特異的生存や全生存での有益性は示されていない。 そこで、 本試験では 70Gyから80Gyへの10Gyの線量増加がPFSに与える効果を評価した。
対象は、 前立腺特異抗原 (PSA) 20ng/mL以上・Gleasonスコア8以上・臨床病期T3~T4のいずれかを満たす高リスク前立腺癌患者である。 本試験は非盲検の第Ⅲ相無作為化比較試験であり、 フランス国内25施設で2009年4月6日~2013年1月24日に505例が登録された。
患者は施設と骨盤リンパ節郭清の既往で層別化した最小化法により、 以下の2群に1 : 1で割り付けられた。
主要評価項目として事前に規定されたのは5年PFS率*であり、 intention-to-treat集団で解析された (必要イベント数197件)。 5年時点のイベント数が少なかったことから、 10年PFS率が事後解析の結果として追加報告された。
参加者は全例が男性で、 人種・民族のデータは収集されなかった。 追跡期間中央値は9.5年 (四分位範囲 [IQR] 8.5-10.3) であった。 事前規定の主要評価項目である5年PFS率は高線量群で91.4% (95%CI 87.0-94.4)、 標準線量群で88.1% (95%CI 83.2-91.6) であった。
事後解析として追加報告された10年PFS率は、 高線量群で83.6% (95%CI 77.8-88.0)、 標準線量群で72.2% (95%CI 65.3-78.0) であり、 高線量群が標準線量群を上回っていた (層別HR 0.56, 95%CI 0.40-0.78, p<0.0001)。
6ヵ月時点で評価したGrade3以上の有害事象 (急性毒性) は高線量群で60例 (24%)、 標準線量群で62例 (25%) に認められた。 頻度が高かったのは性機能障害 (28例 [11%] vs 20例 [8%]) と膀胱・尿道障害 (12例 [5%] vs 19例 [8%]) であった。
5年時点で評価した晩期有害事象は高線量群で168例中118例 (70%)、 標準線量群で168例中122例 (73%) に発生した。 Grade3以上の晩期毒性は19例 (8%) vs 17例 (7%) であり、 最も多かったのは膀胱・尿道障害で7例 (4%) vs 3例 (2%) であった。
重篤な有害事象は両群とも9例 (4%) で、 いずれも治療関連とは判断されなかった。 治療関連死も認められなかった。
著者らは、 「高リスク前立腺癌の患者において、 長期ADT併用下での80Gyの放射線療法がPFSを改善し、 高線量放射線療法がこうした患者の治療選択肢となり得ることが示唆された。 ただし、 イベント数が少なかったため、 癌特異的生存や全生存における高線量放射線療法の有益性を確認するにはさらなる研究を要する」 と結論付けている。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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