海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前
Dixitらは、 緊急手術を受けた成人2型糖尿病患者3万4,671例を対象に、 術前のSGLT2阻害薬の使用が術後の糖尿病性ケトアシドーシス (DKA) リスクに及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、 共変量調整後の術後14日以内のDKA発生率はSGLT2阻害薬使用者が3.8%、 非使用者が3.5%となり、 SGLT2阻害薬使用に術後DKAリスク増加との関連が認められないことが明らかとなった。
米食品医薬品局 (FDA) が術前3日間のSGLT2阻害薬休薬を推奨しています。 この研究成果がJAMAに掲載されていれば現在の推奨が変更されうる可能性が極めて高いですが、 JAMA Surgeryのため、 変更の可能性は五分五分と言えます。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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