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3日前

Shahらは、 末期腎不全 (ESKD) を有する米国のMedicare受給者を対象に、21st Century Cures Act (21世紀治療法) 施行後のMedicare Advantageへの加入と腎移植アクセスの関連について後ろ向きコホート研究で検討。 その結果、 Medicare Advantage加入者では従来型Medicare加入者と比べて新規の移植待機リスト登録率および腎移植率が低いことが示された。 研究結果はJAMA誌に発表された。
Medicare Advantageと従来型Medicare間の未測定交絡を完全には調整できず、 移植適応、 待機リスト未登録の理由、 患者の希望などの詳細な臨床情報も不足しています。
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腎不全患者において腎移植は維持透析と比べて生存率およびQOLの向上に関連する治療である。
米国のMedicareはESKD患者に医療保険を提供してきたが、 多くのESKD患者は民間保険会社が提供するMedicare Advantageプランへの加入が認められていなかった。 しかし、 21世紀治療法に基づき2021年1月よりこの制限が撤廃され、 ESKD患者のMedicare Advantage加入率は2020年の25%から2023年には52%に上昇した。 一方、 Medicare Advantage加入と腎移植へのアクセスの関連についてのエビデンスは限られていた。
本研究は、 21世紀治療法によってESKD患者にもMedicare Advantageへの加入資格が拡大された2021年以降の3年間のデータを用いてMedicare Advantage加入者と従来型Medicare加入者の腎移植率および移植待機リスト登録率を比較する目的で実施された。
対象は、 2021年1月1日 ~ 2023年12月31日にESKDを有していた18 ~ 74歳のMedicare受給者63万848例である。 観察開始前36ヵ月以内に腎移植を受けた患者は除外された。
主要評価項目は新規の腎移植 (生体または死体ドナー、 膵腎同時移植を含む)、 副次評価項目は新規の移植待機リスト登録とした。 解析における調整因子は人口統計学的特性、 メディケアとメディケイドの二重受給資格、 ESKD罹患期間、 社会経済的状況、 病院紹介地域であった。
解析対象は63万848例 (平均年齢57.9 [SD 11.0] 歳、 女性40.9%、 黒人35.2%、 ヒスパニック19.4%) で、 追跡期間は1479万5,649人月であった。
1,000人月当たりの腎移植率はMedicare Advantage加入者で2.51件、 従来型Medicare加入者で4.60件であり、 調整後の腎移植率は従来型Medicare加入者に比べてMedicare Advantage加入者で29%低かった (aRR 0.71, 95%CI 0.69-0.72)。 腎移植の累積発生率もMedicare Advantageで一貫して低く、 その差は観察期間の経過とともに拡大した。
1,000人月当たりの新規の移植待機リスト登録率も、 従来型Medicare加入者の4.64件に対してMedicare Advantage加入者では3.05件と低かった (aRR 0.77, 95%CI 0.75-0.78)。 さらに、 ベースラインまたは観察期間中に待機リストに登録された13万291例 (284万8,285人月) に限定した解析においても、 Medicare Advantage加入者の1000人月あたりの腎移植率は16.59件であり、 従来型Medicare加入者の同20.85件と比べて低いことが示された (aRR 0.91, 95%CI 0.90-0.92)。
著者らは、 「21世紀治療法に基づきESKD患者のMedicare Advantageへの加入資格が拡大された2021年以降の3年間において、 ESKDを有するMedicare Advantage加入者の腎移植率および移植待機リスト登録率は従来型Medicare加入者と比べて大幅に低いことが示された。 このことから、 急速に増加しつつあるMedicare Advantage加入者の腎移植へのアクセスを確保するための制度上の監視が必要であることが示唆された」 と結論付けている。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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