臨床試験データベース
1年前
BRCA遺伝子変異を有し、 プラチナベースの化学療法中に病勢進行しなかった転移性膵腺癌患者において、 オラパリブの効果を、 プラセボを対照に検証した第Ⅲ相二重盲検ランダム化比較試験POLOの結果より、 無増悪生存期間 (PFS) における有効性が示された。
▼中間解析結果
▼追跡結果
BRCA1またはBRCA2遺伝子変異陽性で、 プラチナベースの化学療法後に病勢進行を認めなかった (CR、 PR、 SD) 、 転移性膵腺癌患者
154例を以下の2群に3:2で割り付けた。
主要評価項目
副次評価項目
HR 0.49 (95%CI 0.33-0.73)、 p=0.0004
HR 0.83 (95%CI 0.56-1.22)、 p=0.3487
オッズ比 2.30 (95%CI 0.89-6.76)
HR 0.66 (95%CI 0.43-1.02)、 p=0.0613
HR 0.44 (95%CI 0.30-0.66)、 p<0.0001
HR 0.61 (95%CI 0.42-0.89)、 p=0.0111
HR 0.43 (95%CI 0.29-0.63)、 p<0.0001
治療関連AE (グレード3以上) の発現率
BRCA遺伝子変異を有し、 プラチナベースの化学療法中に病勢進行を認めなかった転移性膵腺癌患者において、 オラパリブ投与はプラセボと比較し、 PFSを有意に延長させることが示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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