帯状疱疹ワクチンが来春に定期接種へ、GSK声明発表
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HOKUTO編集部

6ヶ月前

帯状疱疹ワクチンが来春に定期接種へ、GSK声明発表

帯状疱疹ワクチンが来春に定期接種へ、GSK声明発表
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会は12月18日、 帯状疱疹ワクチン定期接種化を了承した。 対象は原則65歳以上で、 定期接種の開始は2025年4月1日から。 使用するワクチンの1つである帯状疱疹ワクチン 「シングリックス筋注用」 の開発元であるグラクソ・スミスクライン社はステートメントを発表し、 「大きな一歩」とコメントした。 

対象は原則65歳以上、 来春から

厚労省同部会においては、 帯状疱疹が予防接種法のB類疾病に位置付けられ、 2025年4月1日から、 下記を対象者に帯状疱疹ワクチンが定期接種として使用可能になることが了承された。

定期接種の対象者

  • 65歳の者
  • 60歳以上65歳未満の者であって、 ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する者として厚生労働省令で定める者
  • 65歳を超える方については、 高齢者肺炎球菌ワクチンと同様、 5年間の経過措置として、 5歳年齢ごと (70、 75、 80、 85、 90、 95、 100歳*) を位置付ける
* 経過措置を行う場合、 100歳以上の者については、 定期接種開始初年度に限り全員を対象とする

使用するワクチンは2種

使用するワクチンは、 阪大微生物病研究会の生ワクチン 「乾燥弱毒生水痘ワクチン『ビケン』」 と、 グラクソ・スミスクラインの組換えワクチン 「シングリックス筋注用」 (以下、 シングリックス)の2種である。

これを受け、 グラクソ・スミスクライン社は、 「このたびの厚生科学審議会の了承は、 さらに多くの方々が帯状疱疹のリスクから守られることに寄与する大きな一歩」 とコメント。 引き続き、 ワクチンを必要とする人々に届けられるように取り組んでいく意向を示した。

シングリックスについて

シングリックスは、 帯状疱疹の予防を目的とした世界で初めての遺伝子組換え型のサブユニットワクチンで、 現在50カ国以上で販売されている。 日本では、 2018年3月に50歳以上を対象として承認、 その後2023年6月には帯状疱疹の発症リスクが高いと考えられる18歳以上を対象として承認を取得している。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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