海外ジャーナルクラブ
14日前

Liらは、 進行ROS1陽性非小細胞肺癌 (NSCLC) 患者を対象としたタレトレクチニブ第Ⅱ相試験 (TRUST-I) について追跡期間を延長し、 タレトレクチニブの長期有効性・安全性を検証した。 その結果、 TKI未治療患者では追跡期間中央値51ヵ月にて、 無増悪生存期間 (PFS) 中央値は49.6ヵ月、 全生存期間 (OS) 中央値は未到達と、 持続的な効果が示された。 また、 クリゾチニブ既治療患者では、 PFS中央値は7.6ヵ月、 OS中央値は25.6ヵ月であった。 新たな安全性シグナルは認められなかった。 試験結果はJCO誌に発表された。
単群第Ⅱ相試験かつ特定地域の患者集団に基づくため、 バイアスと一般化可能性には限界があります。
タレトレクチニブは、 次世代の中枢神経系活性を有する選択的ROS1チロシンキナーゼ阻害薬 (TKI) である。 進行ROS1陽性非小細胞肺癌 (NSCLC) 患者を対象とした中国における第Ⅱ相試験 (TRUST-I) の初期データでは、 高い奏効率および頭蓋内活性が示され、 奏効持続性にも期待が持たれた。
TRUST-I試験について追跡期間を延長し、 タレトレクチニブ (600mg、 1日1回) の長期有効性・安全性を検証した。
タレトレクチニブは、 TKI未治療患者/クリゾチニブ既治療患者いずれにおいても、 高く持続的な奏効率を示し、 頭蓋内活性および有望な全生存期間 (OS) も確認された。
TKI未治療患者103例
クリゾチニブ既治療患者66例
安全性プロファイルは既報と一貫しており、 新たな安全性シグナルは認められなかった。
著者らは、 「タレトレクチニブは進行ROS1陽性NSCLC患者において、 持続的な長期有効性と管理可能な安全性プロファイルを示した」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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