海外ジャーナルクラブ
10日前

Ruellaらは、 再発・難治性B細胞非ホジキンリンパ腫患者38例 (大細胞型B細胞リンパ腫24例、 濾胞性リンパ腫14例) を対象に、 CD19を標的とする自家CAR-T細胞療法 (チサゲンレクルユーセル) の長期成績を評価した。 その結果、 追跡期間中央値10.1年において、 5.4年を超える新規再発は認められず、 10年無リンパ腫生存率は大細胞型B細胞リンパ腫で32%、 濾胞性リンパ腫で47%であった。 試験結果はNEJM誌に発表された。
長期追跡時点で免疫学的関連データが系統的に収集されていなかったため、 免疫細胞サブセットの再構築や、 二次癌発症の背景となる機序についての詳細な解析はできませんでした。
抗CD19キメラ抗原受容体 (CAR) T細胞療法は、 再発・難治性のB細胞非ホジキンリンパ腫に対する標準治療の1つであるが、 その長期成績や治癒の可能性は明らかではない。
本研究では、 CD19を標的とする自家CAR-T細胞療法CTL019 (チサゲンレクルユーセル) の長期アウトカムを評価した。
対象は、 再発・難治性のB細胞非ホジキンリンパ腫患者38例 (大細胞型B細胞リンパ腫24例、 濾胞性リンパ腫14例) であり、 追跡期間中央値10.1年における無リンパ腫生存期間を評価した。 無リンパ腫生存期間は、 チサゲンレクルユーセル投与から再発またはリンパ腫関連死までの期間と定義した。
5.4年以降の再発は認められなかった。
10年無リンパ腫生存
10年無増悪生存
10年全生存
長期的な骨髄抑制は限定的であった一方、
二次原発癌は一定数認められた。
長期奏効を示した患者の44%でB細胞無形成が持続し、 CAR導入遺伝子の持続性が高いことが長期奏効と関連するようであった。
著者らは、 「多治療歴のあるB細胞非ホジキンリンパ腫患者において、 チサゲンレクルユーセルの単回投与は、 大細胞型B細胞リンパ腫患者の約3分の1、 濾胞性リンパ腫患者の約半数で10年単位の寛解 (無リンパ腫生存) をもたらした」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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