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201日前

【CAR-T細胞療法】血液学的毒性に関連する因子を同定 (Blood Adv)

Juluri KRらは, 第1/2相臨床試験においてCAR-T細胞療法を受けた患者173名を対象に, 血液学的毒性の関連因子をレトロスペクティブに検討. 多くの患者において好中球減少, 血小板減少などが確認され、その予後予測因子としてサイトカイン放出症候群 (CRS)の重症度や, リンパ球枯渇前の血小板数低値などが同定された. 本研究はBlood Adv誌において報告された.

研究デザイン

  • 対象は、第1/2相試験 (NCT01865617) で、CD19標的CAR-T療法を受けた患者173名.
  • 主要評価項目はCAR-T細胞注入後28日目の好中球数および血小板数で、 これら血液毒性の関連因子を後ろ向き解析で検討した.

研究結果

血液毒性の経過と継続率

  • 治療実施後28日目、 血液毒性の累積回復率は好中球 81%血小板 75%であった.
  • 最終フォローアップ時、 9%で好中球減少14%で血小板減少が継続していた.

血液毒性の関連因子

  • 血小板減少の予測因子には、サイトカイン放出症候群 (CRS)の重症度上昇が同定された.
  • 好中球、血小板数減少の予測因子には、 リンパ球枯渇前の血小板数低値が同定された.

CRS関連サイトカインを含む多変量モデル

  • IL-6ピーク高値が28日時点の細胞数低下と関連していた.
  • TGF-β₁高値が細胞数上昇と関連していた.

原著

Juluri KR, et al. Severe cytokine release syndrome is associated with hematologic toxicity following CD19 CAR T-cell therapy. Blood Adv. 2022 Apr 12;6 (7) :2055-2068. PMID: 34666344

画像出典:Wikimedia Commons
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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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