【1分間で学べる】クッション言葉 使える3つのフレーズ
著者

メイヨークリニック感染症科 松尾貴公

27日前

【1分間で学べる】クッション言葉 使える3つのフレーズ

【1分間で学べる】クッション言葉 使える3つのフレーズ
メイヨークリニック感染症科 松尾貴公先生による連載です。 今回は 「クッション言葉」 について解説します。 

クッション言葉で 「依頼、 注意、 謝罪」 をやさしく伝えよう

研修医として日々の診療を行う中で、 上級医や多職種スタッフ、 患者さんに対して"伝えづらいこと"を口にしなければならない場面は少なくありません。

「急ぎの依頼」 「断らざるを得ないお願い」 「注意すべき状況」 などを、 どんな言葉で切り出すかによって、 相手の反応やその後の関係性は大きく変わります。

今回は、 医療現場におけるコミュニケーションを円滑にするために役立つ 「クッション言葉」 の活用法を紹介します。

クッション言葉とは?

クッション言葉は、 伝えたい内容の前に添えることで、 相手に配慮している印象を与える表現です。

特に、 お願いや注意、 謝罪、 断りなどの場面で用いると、 相手との関係を良好に保つことができます。

場面別 クッション言葉の3フレーズ

1. 質問や依頼をしたい

【1分間で学べる】クッション言葉 使える3つのフレーズ

例えば・・・

❌ 「レポートを見てください」

⭕️ 「お手数をおかけしますが、 レポートの確認をお願いできますでしょうか」

2. 注意や警告を伝えたい

【1分間で学べる】クッション言葉 使える3つのフレーズ

例えば・・・

❌ 「大きな声で話さないでください」

⭕️ 「恐れ入りますが、 大きな声でのお話はご遠慮願えますでしょうか」

3. お断りや謝罪を伝えたい

【1分間で学べる】クッション言葉 使える3つのフレーズ

例えば・・・

❌ 「できません」

⭕️ 「大変ありがたいお話ではありますが、今回は見送らせていただきたく思います」


クッション言葉は、 ただ丁寧に聞こえる言い回しではなく、 相手を思いやる姿勢の表れです。

日常の一言に少し工夫を加えるだけで、 相手との信頼関係を築きやすくなります。 ぜひ今日から意識して使ってみましょう。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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