海外ジャーナルクラブ
4ヶ月前

Kavanaghらは、 C3腎症に対する経口補体阻害薬イプタコパンの有効性・安全性を評価する第Ⅲ相試験を実施した。 その結果、 投与6ヵ月時点のUPCR変化率はイプタコパン群で-30.2%、 プラセボ群で7.6%であり、 UPCRは相対的に35.1%減少した。 また、 安全性プロファイルは許容可能な結果であった。 試験結果はLancet誌に発表された。
ベースラインでeGFRが保たれ、 二重盲検期間も6ヵ月と短かったため、 eGFR変化の有意差が得られなかったと考察されています。
C3腎症は、 補体の代替経路の過剰活性化により引き起こされる、 希少かつ重篤な糸球体腎炎である。 本研究では、 補体カスケードの代替経路を選択的に阻害する因子Bを標的とする経口補体阻害薬イプタコパンの有効性・安全性を評価した。
多施設共同二重盲検無作為化比較第Ⅲ相試験 (APPEAR-C3G) であり、 患者は18ヵ国35施設から登録された。
患者の主な組み入れ基準
患者はコルチコステロイドとミコフェノール酸の使用有無で層別化され割り付けられた。 6ヵ月の二重盲検期間でのイプタコパン200mg 1日2回
またはプラセボ投与後、 全患者がイプタコパン200mg 1日2回を投与されるオープンラベル期間に移行した。 なお、 両群とも支持療法 (RAAS阻害薬) および免疫抑制療法を併用した。
主要評価項目は、 6ヵ月時点での24時間尿から測定したUPCRのベースライン比の対数変換による相対的な蛋白尿の減少率とした。
74例 (男性64%、 白人69%) がイプタコパン群 (38例) とプラセボ群 (36例) に無作為化された。
イプタコパン群では、 プラセボ群に比べて24時間UPCRが相対的に35.1% (95%CI 13.8~51.1、 p=0.0014)減少し、 主要評価項目は達成された。
6ヵ月時点の24時間UPCR変化率
幾何平均UPCR
治療関連有害事象はイプタコパン群で79%、 プラセボ群で67%に発生し、 ほとんどが軽度または中等度であった。 死亡/投与中止例、 髄膜炎菌感染は報告されず、 重篤な有害事象はイプタコパン群で8%、 プラセボ群で3%に報告された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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