【Lancet】C3腎症に経口補体阻害薬イプタコパンが著効、 蛋白尿を35%減少
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海外ジャーナルクラブ

4ヶ月前

【Lancet】C3腎症に経口補体阻害薬イプタコパンが著効、 蛋白尿を35%減少

【Lancet】C3腎症に経口補体阻害薬イプタコパンが著効、 蛋白尿を35%減少
Kavanaghらは、 C3腎症に対する経口補体阻害薬イプタコパンの有効性・安全性を評価する第Ⅲ相試験を実施した。 その結果、 投与6ヵ月時点のUPCR変化率はイプタコパン群で-30.2%、 プラセボ群で7.6%であり、 UPCRは相対的に35.1%減少した。 また、 安全性プロファイルは許容可能な結果であった。 試験結果はLancet誌に発表された。 

📘原著論文

Oral iptacopan therapy in patients with C3 glomerulopathy: a randomised, double-blind, parallel group, multicentre, placebo-controlled, phase 3 study. Lancet. 2025 Sep 25:S0140-6736(25)01148-1. Online ahead of print. PMID: 41016405

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

ベースラインでeGFRが保たれ、 二重盲検期間も6ヵ月と短かったため、 eGFR変化の有意差が得られなかったと考察されています。

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薬剤情報 : イプタコパン

背景

C3腎症は希少かつ重篤な糸球体腎炎

C3腎症は、 補体の代替経路の過剰活性化により引き起こされる、 希少かつ重篤な糸球体腎炎である。 本研究では、 補体カスケードの代替経路を選択的に阻害する因子Bを標的とする経口補体阻害薬イプタコパンの有効性・安全性を評価した。

研究デザイン

主要評価項目はUPCRに基づく相対的な蛋白尿の減少率とした。

多施設共同二重盲検無作為化比較第Ⅲ相試験 (APPEAR-C3G) であり、 患者は18ヵ国35施設から登録された。

患者の主な組み入れ基準

  • 血清C3濃度77mg/dL未満
  • 尿蛋白/クレアチニン比 (UPCR) 1.0 g/g以上
  • eGFR 30 mL/min/1.73 m²以上
  • 髄膜炎菌および肺炎球菌の予防接種済み

患者はコルチコステロイドとミコフェノール酸の使用有無で層別化され割り付けられた。 6ヵ月の二重盲検期間でのイプタコパン200mg 1日2回

またはプラセボ投与後、 全患者がイプタコパン200mg 1日2回を投与されるオープンラベル期間に移行した。 なお、 両群とも支持療法 (RAAS阻害薬) および免疫抑制療法を併用した。

主要評価項目は、 6ヵ月時点での24時間尿から測定したUPCRのベースライン比の対数変換による相対的な蛋白尿の減少率とした。

結果

24時間UPCRが相対的に35.1%減少

74例 (男性64%、 白人69%) がイプタコパン群 (38例) とプラセボ群 (36例) に無作為化された。

イプタコパン群では、 プラセボ群に比べて24時間UPCRが相対的に35.1% (95%CI 13.8~51.1、 p=0.0014)減少し、 主要評価項目は達成された。

6ヵ月時点の24時間UPCR変化率

  • イプタコパン群 : -30.2% (95%CI -42.8~-14.8)
  • プラセボ群 : 7.6% (95%CI -11.9~31.3)

幾何平均UPCR

  • イプタコパン群 : ベースライン3.33 g/g (95%CI 2.79~3.97)、 6ヵ月時2.17 g/g (95%CI 1.62~2.91)
  • プラセボ群 : ベースライン2.58 g/g (95%CI 2.18~3.05)、 6ヵ月時2.80 g/g (95%CI 2.37~3.30)

治療関連有害事象はイプタコパン群で79%、 プラセボ群で67%に発生し、 ほとんどが軽度または中等度であった。 死亡/投与中止例、 髄膜炎菌感染は報告されず、 重篤な有害事象はイプタコパン群で8%、 プラセボ群で3%に報告された。

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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