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145日前

再発・難治性MMへのcilta-cel投与、28カ月後も深い奏効を維持 (新規CAR-T細胞療法)

Martin Tらは、 前治療歴の多い再発・難治性の多発性骨髄腫患者を対象に、 Ciltacabtagene autoleucel (cilta-cel) の安全性と有効性を検討する第Ib/Ⅱ相試験 (CARTITUDE-1試験) を実施. その結果、 cilta-cel治療群は追跡期間中央値28カ月時点においても深い持続的な奏効を維持していることが確認された. 本研究はJ Clin Oncol誌において発表された.

背景

Ciltacabtagene autoleucel (cilta-cel) の安全性と有効性を評価する第 Ib/II 相試験である CARTITUDE-1 では、 重い前治療を受けた再発/難治性多発性骨髄腫患者において、 12ヵ月後に早期かつ深い奏効と持続的な奏効を得ることができた.

関連コンテンツ (編集部追記)

Lancet:再発・難治性MMに対する新規CAR-T療法、持続的奏功を示す (CARTITUDE-1試験)

研究デザイン

  • 米国16施設で前治療歴の多い (前治療レジメン中央数6)、 18歳以上の再発/難治性多発性骨髄腫患者が対象.
  • リンパ節除去療法の5~7日後にcilta-cel単回注入を受けた.
  • 独立した審査委員会により有効性と安全性が評価された.

研究結果

以下は追跡期間中央値27.7カ月時点での評価

有効性評価

  • 全奏効率は97.9% (95%CI 92.7~99.7)
  • sCR到達率は82.5% (95%CI 73.4~89.4)
  • 無増悪生存期間 (PFS) および全生存期間 (OS) の中央値には到達しなかった.
  • 27カ月PFS:54.9% (95%CI 44.0~64.6)
  • 27カ月OS: 70.4% (95%CI 60.1~78.6)
  • 全奏効率はすべてのサブグループで高かった (95.1~100%).
  • 細胞遺伝学的高リスク、 ISS分類ステージⅢ、 高腫瘍量、 または形質細胞腫を有する患者では奏効期間、 PFS、 OSが短かった.

安全性評価

cilta-celに関連するサイトカイン放出症候群は、 前回の報告以降新たに発生せず、 パーキンソニズムが1例 (cilta-cel投与後914日目) 発生したのみであった.

結論

追跡期間中央値約28カ月時点で、 cilta-cel治療を受けた患者は、 標準的サブグループと高リスクサブグループの両方で深く持続的な反応を示した. cilta-celのリスク/ベネフィットプロファイルは、 長期追跡期間においても良好であった.

原著

Martin T, et al, Ciltacabtagene Autoleucel, an Anti-B-cell Maturation Antigen Chimeric Antigen Receptor T-Cell Therapy, for Relapsed/Refractory Multiple Myeloma: CARTITUDE-1 2-Year Follow-Up. J Clin Oncol. 2022 Jun 4;JCO2200842. PMID: 35658469

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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