海外ジャーナルクラブ
2年前
Martin Tらは、 前治療歴の多い再発・難治性の多発性骨髄腫患者を対象に、 Ciltacabtagene autoleucel (cilta-cel) の安全性と有効性を検討する第Ib/Ⅱ相試験 (CARTITUDE-1試験) を実施. その結果、 cilta-cel治療群は追跡期間中央値28カ月時点においても深い持続的な奏効を維持していることが確認された. 本研究はJ Clin Oncol誌において発表された.
Ciltacabtagene autoleucel (cilta-cel) の安全性と有効性を評価する第 Ib/II 相試験である CARTITUDE-1 では、 重い前治療を受けた再発/難治性多発性骨髄腫患者において、 12ヵ月後に早期かつ深い奏効と持続的な奏効を得ることができた.
Lancet:再発・難治性MMに対する新規CAR-T療法、持続的奏功を示す (CARTITUDE-1試験)
以下は追跡期間中央値27.7カ月時点での評価
cilta-celに関連するサイトカイン放出症候群は、 前回の報告以降新たに発生せず、 パーキンソニズムが1例 (cilta-cel投与後914日目) 発生したのみであった.
追跡期間中央値約28カ月時点で、 cilta-cel治療を受けた患者は、 標準的サブグループと高リスクサブグループの両方で深く持続的な反応を示した. cilta-celのリスク/ベネフィットプロファイルは、 長期追跡期間においても良好であった.
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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