マリバビル、 臓器移植におけるCMV感染症を適応に国内承認申請
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新薬承認情報

10ヶ月前

マリバビル、 臓器移植におけるCMV感染症を適応に国内承認申請

マリバビル、 臓器移植におけるCMV感染症を適応に国内承認申請

武田薬品工業は11月17日、 pUL97キナーゼ阻害剤マリバビル (TAK-620) について、 臓器移植 (SOT) (造血幹細胞移植 [HSCT] を含む)におけるサイトメガロウイルス (CMV) 感染症の治療を効能または効果としての国内製造販売承認申請を行ったと発表した。

移植後CMV感染症の治療に寄与する最初で唯一の抗ウイルス薬

今回の申請は、 日本および海外で実施された第Ⅲ相非盲検試験の結果に基づく。 HSCTまたはSOTでCMV感染症を有する患者を対象とした国内第Ⅲ相試験、 および既存の抗CMV治療に難治性または抵抗性を示すHSCTまたはSOTでCMV感染症を有する患者を対象とした海外第Ⅲ相試験のいずれにおいても、 臓器移植後CMV感染症の治療薬としての同薬の有効性と安全性が評価された。

CMV感染症は移植後患者に最もよく見られる感染症の一つで、 再活性化した場合は移植臓器の喪失や死亡などの重篤な状態に至る可能性がある。

マリバビルは経口投与が可能であり、 pUL97キナーゼとその天然基質を標的として阻害する、 最初で唯一の抗ウイルス薬となる。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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