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4日前

Kellnerらは、 症候性慢性硬膜下血腫患者において、 標準治療への液体塞栓物質n-BCA (n-butyl-2-cyanoacrylate) による中硬膜動脈塞栓術 (MMAE) の上乗せ効果を無作為化比較試験MEMBRANEで検討。 その結果、 MMAE併用は標準治療単独に対し主要有効性イベント (残存/再貯留または再手術) を有意に減少させ、 有害事象の有意な増加は示されなかった。 試験結果はJAMA Neurol誌において発表された。
本研究はCOVID-19流行下で実施された非盲検試験であり、 施設間の治療方針の違いや非手術治療の標準化不足、 追跡期間が6か月と短いことから、 結果の解釈には注意が必要です。
中硬膜動脈塞栓術 (MMAE) は慢性硬膜下血腫 (cSDH) に対する低侵襲の補助的治療である。 n-BCAを用いた液体塞栓システムTRUFILL n-BCAは、脳動静脈奇形の術前血流遮断を目的とした塞栓に適応があり、 cSDHに対するMMAEへの応用が検討された。
同試験は、 2021年5月27日~2024年2月6日に30施設 (米国28施設・中国2施設) で実施された。
対象は18~90歳で症候性cSDHを有し、 modified Rankin Scale (mRS) スコア≦3の患者だった。 各患者について施設医師が外科的管理か非外科的管理かを判断し、 外科コホートと非外科コホートそれぞれで以下のとおり1:1に無作為化した。
主要有効性評価項目は6ヵ月時点での残存または再貯留 (>10mm、 独立コアラボが判定) もしくは6か月以内のcSDHに対する外科的処置で、 intention-to-treat解析として行われた。 主要安全性評価項目は6か月までの有害事象発生率で、 as-treated解析として行われた。
主要有効性イベントはMMAE併用群で146例中17例 (11.6%)、 標準治療単独群で131例中29例 (22.1%) に発生し (オッズ比 0.53 [90%CI 0.31-0.91]、 p=0.04)、 MMAE併用群で主要有効性イベントが有意に少なかった。
6ヵ月までの有害事象は、 MMAE併用群で71.8%、 標準治療単独群で65.3%に発生した。 また、 3ヵ月時点の良好な機能転帰 (mRSで評価) に基づき、 MMAE併用は標準治療単独に対し非劣性を示した。
著者らは、 「本試験において、 MMAE併用は標準治療単独と比較し、 再発および再手術率を有意に減少させ、 有害事象の有意な増加を伴わなかった」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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