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10日前

Shafferらは、 アデノイド切除+扁桃摘出術を受ける3~17歳の小児を対象に、 術後の経口デキサメタゾン投与の有効性を四重盲検無作為化比較試験で検討。 その結果、 術後の経口デキサメタゾン投与で、 疼痛が軽度に減少し、 オピオイド処方が大幅に減少した。 また、 合併症の増加は認められなかった。 試験結果はJAMA Otolaryngol Head Neck Surg誌において発表された。
登録の遅れにより、 8~12歳および13~17歳では目標症例数の約半数で試験が中止され、 これらの年齢群では確定的な結論を得るには限界があります。
扁桃摘出術は最も疼痛の強い耳鼻咽喉科手術の一つである。 術後に一定期間の経口ステロイドを投与することで、 小児の扁桃摘出術後の疼痛と合併症を軽減するかは明らかでない。
同試験は単一の三次医療機関で実施された並行群間・四重盲検無作為化比較試験であり、 対象は2021年8月~2023年5月にアデノイド切除+扁桃摘出術を受けた3~17歳の小児患者だった。 追跡期間は疼痛について14日間、 有害事象について5~9週間だった。
患者は以下の2群に無作為化された。
主要評価項目は、 術後2~8日目の鎮痛薬投与前に評価した平均疼痛スコアとした。
スクリーニングされた763例の小児のうち209例 (年齢中央値7.1歳、 女児47.4%・男児52.6%) が組み入れられた。 疼痛日誌を完了し、 主要評価項目の解析に含まれたのは131例 (デキサメタゾン群61例・プラセボ群70例) であった。
術後2~8日目のアセトアミノフェンまたはイブプロフェン投与前の平均疼痛スコアは、 デキサメタゾン群4.12点 (標準偏差 [SD] 2.00) vs プラセボ群4.84点 (SD 2.15) であり、 群間差は0.72点 (95%CI 0-1.44) であった。 95%CIが広いことと試験薬投与前の疼痛に群間差があったことにより、 確定的な結論を導くことはできなかった。
デキサメタゾン群では、 術後12日目と13日目の鎮痛薬投与前後の疼痛が低く (平均差 0.96-2.37点)、 オピオイド処方を受けるオッズ (OR 0.23、 95%CI 0.06-0.84) と疼痛による救急外来受診のオッズ (OR 0.12、 95%CI 0.003-0.91) はいずれもプラセボ群より低かった。 ただし、 これらの推定値は精度が低く、 解釈には限界があるとされた。
再入院、 看護師への電話相談、 扁桃摘出術後出血、 通常食への復帰について、 群間差はいずれも小さく、 臨床的に意義のあるものではなかった。
著者らは、 「小児のアデノイド切除+扁桃摘出術後に経口デキサメタゾンを投与することで、 疼痛が軽度に減少し、 オピオイド処方は大幅に減少した。 合併症の増加は認められず、 鎮痛補助療法としての術後デキサメタゾンの使用が支持される」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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