Nishizakiらは､ 日本における583施設の教育病院の研修医 (大学卒1年：PGY-1および2年：PGY-2) を対象に､ COVID-19患者の治療と精神的健康状態の関係を全国横断研究で検討｡ その結果､ COVID-19患者の治療を多く経験した研修医は､ そうでない研修医に比べ､ 燃え尽き症候群の有病率がやや高かった｡ 本研究は､ BMJ Open誌において発表された｡

📘原著論文

Relationship between COVID-19 care and burnout among postgraduate clinical residents in Japan: a nationwide cross-sectional study. BMJ Open. 2023 Jan 13;13(1):e066348.PMID: 36639218

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

1番の注目すべきポイントは日本の教育病院の約半数の研修医がCOVID-19の治療経験がない､ ということです｡ 今後は検証のphaseになり､ どの病院でCOVID-19患者が治療され､ その治療成績はどうだったのか？今後明らかにする必要があります｡