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7日前

Qiaoらは、 骨髄破壊的前処置でHLA半合致または非血縁ドナーからの造血幹細胞移植を受けた18~60歳の造血器悪性腫瘍患者190例を対象に、 抗胸腺細胞グロブリン (ATG) を基盤とする移植片対宿主病 (GVHD) 予防へのシタグリプチン追加による効果を、 多施設非盲検第Ⅲ相無作為化比較試験で検討した。 その結果、 day +100のGrade Ⅱ-Ⅳ急性GVHDの累積発生率はシタグリプチン群で14.7%であり、 対照群の31.6%に比べ、 有意に低かった。 試験結果はJCO誌に発表された。
追跡期間中央値29.8ヵ月であり、 2年時点の全生存率、 無再発生存率、 慢性GVHDに有意差は認められず、 長期的な臨床的利益は確立されていません。
【解説】GVHDの最新管理 「ステロイド抵抗性の治療選択肢は?」
代替ドナー造血幹細胞移植後に、 抗胸腺細胞グロブリン (ATG) 基盤の予防法にシタグリプチンを追加すると、 急性移植片対宿主病 (GVHD) 発生を減少できるかどうかを検証した。
本試験は、 多施設非盲検第Ⅲ相無作為化試験であり、 対象は骨髄破壊的前処置でHLA半合致または非血縁ドナー移植を受けた18~60歳の造血器悪性腫瘍患者190例である。
患者は1:1で以下の2群に無作為化され、 全例がATG基盤の予防 (ATG + カルシニューリン阻害薬 + メトトレキサート + ミコフェノール酸モフェチル) を実施した。
主要評価項目はday +100までのgrade Ⅱ-Ⅳ急性GVHDの累積発生率であった。
day +100のGrade Ⅱ-Ⅳ急性GVHD累積発生率は、 シタグリプチン群で対照群に比べ有意に低かった。
Grade Ⅱ-Ⅳ急性GVHD累積発生率 (day +100)
サブ分布ハザード比 (sHR) 0.41、 p=0.005
探索的観察であるが、 Grade Ⅲ-Ⅳ急性GVHDと腸管急性GVHDの発生率はシタグリプチン群で低く、 day +180のGVHD非発症・無再発生存 (GRFS) 率は高かった。
Grade Ⅲ-Ⅳ急性GVHDの発生率
sHR 0.30、 p=0.010
腸管急性GVHDの発生率
p=0.004
day +180のGRFS率
HR 0.44、 p=0.016
2年慢性GVHD、 非再発死亡、 無再発生存・全生存、 サイトメガロウイルス/EBウイルス再活性化に群間差は検出されず、 有害事象プロファイルも概ね同様であった。
著者らは、 「シタグリプチン追加は、 Grade Ⅱ-Ⅳ急性GVHD発生を有意に減少させた。 長期GRFS、 全生存、 無再発生存には有意な利益が認められなかった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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