海外ジャーナルクラブ
17日前
Taniguchiらは、 非小細胞肺癌に特化した高感度マルチコンパニオン診断システム「肺がん コンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システム」の実臨床下での有用性を患者317例のデータと組織検体を用いた後ろ向き研究で検証した。 その結果、 154例 (48.6%) に遺伝子異常が認められ、 なかでもEGFR遺伝子変異が63例と最多であった。 肺腺癌では126例 (70.0%) に遺伝子異常が認められ、 うち15例では複数の遺伝子異常が共存していた。 また、 13例ではアレル頻度の低い (<2.5%) 変異が検出された。 EGFRエクソン19欠失変異陽性30例では9種のバリアントが検出され、 うち3種は他のマルチコンパニオン診断薬で検出困難なものであった。 肺がんコンパクトパネルは腫瘍細胞含有率が低い検体 (≥5%) でも有用であった。
全体317例のうち154例 (48.6%) で遺伝子異常が同定され、 高感度で有意な遺伝子変異を検出できることを示しています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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