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18日前

Saliveらは、 前糖尿病の成人におけるプラセボと比べた生活習慣介入またはメトホルミンと長期的な多疾患併存 (multimorbidity) の関連について、 無作為化比較試験の観察追跡コホート研究DPP/DPPOSで検討した。 その結果、 多疾患併存のリスクは、 プラセボ群と比べて生活習慣介入群で低かった一方、 プラセボ群とメトホルミン群の間には差は認められなかった。 研究結果はJAMA誌に発表された。
DPP参加者は研究参加に同意したボランティアであり、 一般の前糖尿病集団を必ずしも代表していません。 一般集団と比較して、 ベースライン時の高血圧が少なく、 BMIが高い集団でした。
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単一の疾患でなく複数の慢性疾患をいかに予防、 あるいは発症を遅らせるかは公衆衛生上きわめて重要な課題である。 しかし、 長期追跡でそのような効果を示した介入はほとんどない。
本研究は、 前糖尿病の成人において生活習慣介入またはメトホルミンがプラセボと比べて長期的な多疾患併存リスクにどのように関連するかを検討する目的で実施された。
米国27施設で1996年6月1日~2021年12月31日に実施された無作為化比較試験の観察追跡コホート研究である。 1996年6月1日~1999年5月28日に糖尿病高リスクの成人3,234例が3年間のDiabetes Prevention Program (DPP) に登録され、 続いてDPP Outcomes Study (DPPOS) に登録された。 このうち同意が得られ、 2021年までのメディケア・メディケイドサービスセンター (CMS) の疾病データを利用できた1,173例が解析対象となった。 データ解析は2024年6月5日~2025年11月7日に行われた。
解析対象者は以下の3群に無作為に割り付けられた。
DPPOSでは薬剤の盲検が解除されプラセボは中止、 メトホルミンは継続された。 主要評価項目は多疾患併存 (15疾患のうち2疾患以上の併存) とした。
強化生活習慣介入群には半年ごとにグループ形式のフォローアップ講習が提供された。 また、 2014年までは全参加者を対象とした生活習慣に関する講習が3ヵ月ごとに実施された。
無作為化された介入と各アウトカム発症までの時間の関連はCox比例ハザードモデルで推定した。
解析対象者の年齢中央値は74歳 (IQR 70-80) で、 795例 (68%) が女性だった。 追跡終了時までに997例 (85%) が2疾患以上を発症し、 疾患数の中央値は5 (IQR 3-7) だった。 群別の発症割合は強化生活習慣介入群が385例中316例 (82%)、 メトホルミン群が385例中327例 (85%)、 プラセボ群が403例中350例 (87%) だった。
関連する共変量で調整後、 多疾患併存のリスクはプラセボ群と比べて強化生活習慣介入群で低かった (HR 0.79, 95%CI 0.68-0.93)。 一方、 メトホルミン群とプラセボ群の間に差は認められなかった (HR 0.91, 95%CI 0.78-1.07)。 これらの関連は多疾患併存の定義から糖尿病を除外しても維持された。
最も医療費が高い2つの疾患の組み合わせに限定した解析では、 プラセボ群と比べて強化生活習慣介入群では多疾患併存リスクの低下により強く関連していた(HR 0.57, 95%CI 0.38-0.85)。
著者らは、 「ベースライン時に前糖尿病であった成人において、 メトホルミンではなく生活習慣介入が多疾患併存の負担の軽減に関連することが示された。 生活習慣介入プログラムは慢性疾患の発症を持続的に低下させる可能性がある」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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