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3日前

順天堂大学消化器内科の北條氏らの研究グループは、 長期にわたりPPI (プロトンポンプ阻害薬) 療法を受けている臨床的に安定した胃食道逆流症患者を対象に、 即時中止と漸減中止のいずれが中止の成功につながるかを多施設共同無作為化比較試験で検討した。 その結果、 24週時点の中止成功率は即時中止群で74.2%、 漸減中止群で75.0%であり、 両群間に有意差は認められなかった。 試験結果はJ Gastroenterol誌に発表された。
COVID-19による制限のため登録が早期終了し予定症例数に達しなかったため、 即時中止と漸減中止の小さな差を検出する統計学的検出力が不足した可能性があります。
PPI (プロトンポンプ阻害薬) は、 維持療法の明確な適応がないにもかかわらず症状改善後も継続されることが多い。 不必要な長期使用は避けるべきだが、 中止後の症状リバウンドへの懸念が中止をためらわせており、 中止方法を比較したエビデンスは不足している。
臨床的に安定し長期にPPI療法を受けている胃食道逆流症の外来患者を対象とした、 多施設共同・並行群間の無作為化比較試験である。 対象薬はP-CABを含むPPIとした。 患者は以下の2群に1:1で無作為化された。
いずれの群でも、 必要に応じたレスキューPPIの使用を認めた。
主要評価項目は24週時点の中止成功*、 副次評価項目は48週時点の中止成功とした。 解析は主にintention-to-treat (ITT) 集団で行われた。
63例が無作為化された。
24週時点の中止成功率に、 有意差は認められなかった。
24週時点の中止成功率
リスク差 -0.008 (95%CI -0.231~0.215)
48週時点の中止成功、 およびper-protocol解析でも結果は概ね同様であった。
レスキュー薬の使用は中止直後に多くみられたが、 長期的な中止の成功を妨げるものではなかった。
探索的解析では、 より高齢であること、 およびベースラインの逆流スコアが低いことが中止成功と関連していた。
著者らは、 「臨床的に安定した患者では、 中止方法による中止成功率の差は大きくなかった。 一過性の症状に関するカウンセリングと頓用のレスキュー療法が、 中止の成功を後押しし得る」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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