【NEJM】二重作動薬survodutide、 肥満症で76週に体重13%減少
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海外ジャーナルクラブ

17日前

【NEJM】二重作動薬survodutide、 肥満症で76週に体重13%減少

【NEJM】二重作動薬survodutide、 肥満症で76週に体重13%減少
le Rouxらは、 糖尿病を有さない肥満成人を対象に、 グルカゴン受容体/GLP-1受容体二重作動薬survodutideをプラセボと比較する第Ⅲ相二重盲検試験 (SYNCHRONIZE-1) を実施した。 その結果、 76週時の体重変化率はsurvodutide 3.6mg群で-12.2%、 6.0mg群で-13.0%であり、 プラセボ群 (-5.4%) に比べて大きな体重減少をもたらした。 試験結果はNEJM誌に発表された。

📘原著論文

Survodutide Once Weekly for the Treatment of Adults with Obesity. N Engl J Med. 2026 Jun 7; Online ahead of print. PMID: 42253238

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

相当数の参加者が試験治療を中止しており、 これが治療レジメン推定値 (treatment-regimen estimand) と有効性推定値 (efficacy estimand) の結果の差異を生じさせた主な要因であった可能性があります。

🔢関連コンテンツ

BMI

肥満度を表す体格指数

HOMA-IR

インスリン抵抗性の評価法

CPI (Cペプチドインデックス)

インスリン分泌能の評価法

背景

肥満症治療はGLP-1作動薬でも未充足

GLP-1受容体作動活性を有する薬剤は肥満症管理に大きなベネフィットをもたらしたが、 さらなる治療選択肢が求められている。

グルカゴン受容体/GLP-1受容体二重作動薬survodutideは第Ⅱ相試験で大幅な体重減少を示した。

研究デザイン

糖尿病のない肥満症例を3群に無作為化

BMI≥30、 または≥27かつ糖尿病を除く肥満関連合併症を1つ以上有する成人725例を対象に第Ⅲ相二重盲検試験を実施した。

患者は生活習慣指導に加え、 以下の3群に1:1:1で無作為化された。

  • survodutide 3.6mg群 : 241例
  • survodutide 6.0mg群 : 242例
  • プラセボ群 : 242例

主要評価項目は76週時の体重変化率と、 5%以上の減量達成割合とした。

結果

survodutideで76週時体重12~13%減

76週時、 survodutideはプラセボと比較して大きな体重減少をもたらした。

76週時の体重変化率

  • 3.6mg群 : -12.2% (95%CI -13.6~-10.8)
  • 6.0mg群 : -13.0% (95%CI -14.4~-11.6)
  • プラセボ群 : -5.4% (95%CI -6.9~-4.0)

5%以上減量達成割合

  • 3.6mg群 : 72.6%
  • 6.0mg群 : 71.9%
  • プラセボ群 : 46.3%
 p<0.001 (プラセボとの全比較)

中等度以下の消化器症状が高頻度

最も多い有害事象は消化器症状 (多くは軽度~中等度) であり、 3.6mg群で80.9%、 6.0mg群で89.7%、 プラセボ群で47.9%であった。 死亡例は報告されなかった。

結論

survodutideは糖尿病を有さない肥満症で有意な体重減少

著者らは、 「survodutideはプラセボと比較して、 糖尿病を有さない肥満症成人で有意に大きな体重減少をもたらした」と報告している。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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