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海外ジャーナルクラブ

194日前

【BMJ】急性心筋梗塞の治療や転帰、高所得国6カ国で大きな差 (国際共同後ろ向き横断研究)

Cram Pらは、 医療体制が異なる高所得国6カ国において、 STEMIまたはNSTEMIで入院した66歳以上の患者を対象に、 治療とその後の転帰を検討する後ろ向き横断研究を実施. 各国ともに冠動脈再血行再建術、 死亡率、 効率のいずれかの項目で高いパフォーマンスを示したが、 3項目のすべてにおいて優れている国はなかったと報告した. 本研究はBMJ誌において発表された.

研究デザイン

  • 米国、 カナダ、 英国、 オランダ、 イスラエル、 台湾においてSTEMIまたはNSTEMIで入院した66歳以上の患者が対象.
  • 主要アウトカム:冠動脈再血行再建術 (PCIまたはCABG) 、 死亡率、 効率 (入院期間および30日再入院) の3項目.
  • STEMIとNSTEMI、それぞれで評価した.

研究結果 (血行再建術)

STEMIに対するPCI率

  • 最も少ない:36.9% (イギリス)
  • 最も多い:78.6% (カナダ)

STEMIに対するPCIの7年間での増加率

  • イスラエル (48.4~65.9%)
  • 台湾 (49.4~70.2%)

NSTEMIに対するCABG率 (90日以内)

  • 最も少ない:オランダ (3.5%)
  • 最も多い:米国 (11.7%)

研究結果 (転帰)

STEMI患者の入院後1年以内死亡率

  • 最も少ない:18.9% (オランダ)
  • 最も多い:32.3% (台湾)

STEMI患者の平均在院日数

  • 最も短い:オランダと米国 (5.0日,5.1日)
  • 最も長い:台湾 (8.5日)

STEMI患者の30日再入院率

  • 最も少ない:台湾 (11.7%) 、 米国 (12.2%)
  • 最も多い:英国 (23.1%)

各国ともに冠動脈再血行再建術、 死亡率、 効率のいずれかの項目で高いパフォーマンスを示したが、 3項目のすべてにおいて優れている国はなかった

原著

Cram P、 et al. Variation in revascularisation use and outcomes of patients in hospital with acute myocardial infarction across six high income countries: cross sectional cohort study. BMJ. 2022 May 4;377:e069164. PMID: 35508312

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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