寄稿ライター
4ヶ月前

医局ウォッチャーこと、 コアライ ミナトです。 今回のテーマは 「キャリア形成における医局の重要性」 です。
など、 いろいろな意見がありますよね。 もちろん科や個人の資質なども関わるため、 一概には言えません。 ただ皆がどう感じているか、 本音を知りたくありませんか?
そこで2025年6~7月、 HOKUUTO医師会員にアンケートを実施。 メールなどで医師5996人から回答を得ました。 医局所属歴がない人も含めて集計し、 初期研修医は除外しました。
質問は 「先生の診療科で一人前 (スキルや資格など) になるために、 医局に所属する必要度を5段階でお答え下さい」、 選択肢は以下の5択です。
まず、 医師全体では平均3.36点でした。 点数の分布は【グラフ1】のようになりました。

ざっくり見ると、
2割 : あまり重要でない (1, 2点)
7割 : 必須ではないが、 デメリットもある (3, 4点)
1割 : 医局は絶対必要 (5点)
という、 温度感のようですね。
続いては科ごとの集計結果です【グラフ2~4】。



医局の重要度が高い (4,5点が多い) 科、 重要度が低い (1,2点が多い) 科をみてみましょう。


以上から、
ということが読み取れます。 詳細は割愛しますが、 平均点の高低などを比較しても、 ほぼ同様の傾向でした。
つまり、 上位の科は、 「大規模の病院じゃなければ症例が集まらず、 手技などを学ぶことが難しい」 ということでしょうか。
個人的には 「手術時間が長い外科が医局の重要性が高い」 と予想していたので、 意外でした。 皆さんの科はいかがでしょうか?
最後に、 年代ごとの違いをみてみましょう。 こちらは点数の分布でみると大差はありませんでした。 ただ、 平均点をとるとちょっと意外な結果となりました【グラフ5】。

30代、 40代がやや低い結果となっています。 「そろそろ一人前になって、 医局のありがたみが薄れてきた」 といったところでしょうか。
20代からの評価が高いのは意外でした。 「現在進行形で医局に成長させてもらっている」 と感じているようで、 良いことだと思います。 シーリングの影響も少しあるでしょうか。
医師としての成長と医局の関係について、 考察してきました。
個人的に印象的だったのは、 4-5点、 つまり【医局に所属しないと、 スキル面でどこか欠けた医師になってしまう】と感じる人が、 半数くらいいることですね。
これは医局の良いところとして、 認識されてほしいなと思います。 さて今回は以上です。

>>著者が運営するブログはコチラ : 「勤務医のマーチ」

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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