HOKUTO編集部
1ヶ月前
日本医学会は10月3日、 医薬品の適応外使用に係る保険診療上の取扱いについて、 同会分科会関係学会に対し周知依頼を発出した。
日本医学会は、 薬理作用に基づく医薬品の適応外使用事例として診療報酬明細書の審査にあたり認められるべき事例を随時募集し、 収集事例は厚労省に提示の上、 解決を求めることとしている。 審査情報提供検討委員会による審査の結果、 今回は、 計8例の適応外使用が審査上認められたという。
今回認められた適応外使用事例のうちリウマチ領域では、 免疫抑制薬ミコフェノールをANCA関連血管炎 (顕微鏡的多発血管炎、 多発血管炎性肉芽腫症、 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)、 皮膚筋炎/若年性皮膚筋炎に対して処方した場合には、 既存治療で効果不十分な重症・難治症例に限り、 保険診療として認められることとなった。
▼成人
ミコフェノールを1回250-1,000mg、 1日2回12時間毎に食後経口投与。 年齢、 症状により適宜増減するが、 1日3,000mgを上限とする。
▼小児
ミコフェノールを1回150-600mg/㎡、 1日2回12時間毎に食後経口投与。 年齢、 症状により適宜増減するが、 1日2,000mgを上限とする。
医薬品の適応外使用に係る保険診療上の取扱いについて / 添付資料
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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