Mullensらは, 体液量過剰の臨床徴候を有する急性心不全患者を対象に, ループ利尿薬にアセタゾラミドを追加することで早期うっ血解除が可能かを検討する多施設共同並行群二重盲検無作為化プラセボ対照試験を実施 (ADVOR試験) . その結果, ループ利尿薬にアセタゾラミドを追加することにより, 急性心不全患者のうっ血解除がより効果的に行われることが明らかとなった. 本研究は, NEJM誌において発表された. 

📘原著論文

Mullens W, et al, Acetazolamide in Acute Decompensated Heart Failure with Volume Overload. N Engl J Med. 2022 Aug 27. doi: 10.1056/NEJMoa2203094.PMID: 36027559

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

アセタゾラミドと同じ近位尿細管で作用するSGLT2阻害薬を投与されている患者さんが除外されているのは本研究の大きなlimitaionといえます.

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