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6日前

Bechmanらは、 関節リウマチ患者を対象としたJAK阻害薬の第Ⅲ相無作為化比較試験16件の個別患者データを用いて、 BMIとJAK阻害薬への臨床反応の関連についてメタ解析で検討。 その結果、 高BMIは全評価項目でJAK阻害薬の有効性の低下に関連することが示された。解析結果は Lancet Rheumatol 誌に発表された。
フィルゴチニブのデータが含まれず、 他のJAK阻害薬でも機密保持のため一部の交絡因子を調整できなかったことから、 残余交絡の可能性があります。
肥満は関節リウマチ患者に多くみられ、 疾患アウトカムの不良と関連することが知られている。 本研究は、 JAK阻害薬の無作為化比較試験プログラムから得られた個別患者データを用いて、 関節リウマチ患者におけるBMIとJAK阻害薬への臨床反応の関連を評価する目的で実施された。
本研究は個別患者データを用いたメタ解析である。 ClinicalTrials.govをデータベース開設時から2025年1月13日まで検索し、 成人の関節リウマチ患者を対象にトファシチニブ、 バリシチニブ、 ウパダシチニブ、 フィルゴチニブをプラセボまたは実薬対照と比較した第Ⅲ相無作為化比較試験を選択した。 個別患者データはVivliデータ共有プラットフォームを介して収集した。
主要評価項目は、 各試験で規定された主要有効性評価時点における米国リウマチ学会 (ACR) コアセット変数に基づく20%改善 (ACR20) および28関節とC反応性蛋白に基づく疾患活動性スコア (DAS28-CRP) であった。 BMIは連続変数および分類変数として一段階混合効果モデルで解析され*、 バイアスリスクはCochrane Risk of Bias 2ツールで評価された。
16件の試験から1万1,883例の個別患者データが得られた。 このうち9,588例 (80.7%) が女性、 2,293例 (19.3%) が男性で (性別データ欠測が2例)、 平均年齢は52.9歳 (SD 12.3) であった。 人種は白人8,493例 (71.5%)、 アジア人2,142例 (18.0%)、 黒人439例 (3.7%)、 その他809例 (6.8%) であり、 7,765例がトファシチニブ、 ウパダシチニブ、 バリシチニブを投与されていた**。 BMI中央値は26.8 (IQR 23.2-31.3) で、 3,676例 (30.9%) がクラス1~3の肥満であった。
解析の結果、 高BMIは全評価項目でJAK阻害薬の有効性の低下に関連していた。 適正体重と比べたACR20達成の調整相対リスクは、 過体重で0.94 (95%CI 0.91-0.98)、 クラス1肥満で0.92 (95%CI 0.89-0.96)、 クラス2肥満で0.88 (95%CI 0.81-0.96)、 クラス3肥満で0.78 (95%CI 0.71-0.85) であった。
DAS28-CRPの適正体重と比べた調整平均差は、 過体重で0.14 (95%CI 0.06-0.22)、 クラス1肥満で0.21 (95%CI 0.12-0.31)、 クラス2肥満で0.30 (95%CI 0.16-0.44)、 クラス3肥満で0.54 (95%CI 0.37-0.70) であった。 一方、 プラセボ群ではこれに対応するBMIによる勾配は認められなかった。 研究間の異質性は低度から中等度であり (I²=0~40%)、 個々の研究の全体的なバイアスリスクは低かった。
著者らは 「高BMIはJAK阻害薬への反応の低下および同薬による治療の有益性の低下に関連し、 肥満が治療効果の修飾因子として作用することが示された」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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