海外ジャーナルクラブ
5ヶ月前

Crawfordらは、 欧米において非歩行型のⅡ/Ⅲ型脊髄性筋萎縮症 (SMA) を有する2~21歳の患者188例 (2~12歳 156例、 13~21歳 32例) *を対象に、 抗ミオスタチン抗体apitegromab (4週ごとに2~12歳の患者には20mg/kgまたは10mg/kg、 13~21歳の患者には20mg/kgを投与) の有効性および安全性を第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験SAPPHIREで評価した。 その結果、 主要評価項目である12ヵ月後の拡大Hammersmith運動機能評価スケール (HFMSE) のベースラインからの変化量の最小二乗平均値は、 apitegromab投与 (20mg/kgおよび10mg/kg) 群が0.6であり、 プラセボ群の-1.2と比べて有意に改善した (最小二乗平均値の差 1.8 [95%CI 0.30-3.32]、 p=0.019)。 一方で、 apitegromab 20mg/kg群とプラセボ群の間に有意差は認められなかった (p=0.11)。
HFMSE評価に影響する重度の拘縮・脊柱側弯症、 2歳未満ならびに重度または軽度の筋力低下例は除外されたが、 ミオスタチンの生物学的基盤とapitegromabの作用機序からは、 これらの患者にも有効性が及ぶと考えられています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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