【新武雄病院】バディ制度や定期カンファ…自主的に意見を言いやすい環境
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インタビュー

8ヶ月前

【新武雄病院】バディ制度や定期カンファ…自主的に意見を言いやすい環境

【新武雄病院】バディ制度や定期カンファ…自主的に意見を言いやすい環境
研修医がのびのび経験を積めるバディ制度や、 業務の悩みを相談できるカンファレンス、 充実した福利厚生など、 新武雄病院 (佐賀県武雄市) にはさまざまな魅力があります。 研修管理委員長の米田高太郎先生と、 研修医の堤大樹先生に話を伺いました。 
※肩書きや内容はインタビュー当時 (2024年3月) のものです。 現在とは異なる場合があります。

研修の特徴

1年目と2年目がチームを組むバディ制度

――研修医が病院に慣れるために配慮していることは?

米田先生 「外科や救急科の研修を1年次に設けています。 その理由は、 内科では薬の細かい使い方やパソコンの入力方法など覚えることが多い一方で、 外科は外来・手術・回診など一連の流れが決まっており、 生活リズムが作りやすいためです」

「病院の環境に慣れないうちは、 頭よりも身体を使って学ぶほうが記憶にも定着しやすく、 スキルをしっかり身に付けられます。 病院に慣れたら、 循環器内科や呼吸器内科などにも順次挑戦し、 段階的なステップアップを踏める体制にしています」

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初期研修医1年目と2年目がチームを組むバディ制度

――研修の特徴は。

米田先生 「研修医1年目と2年目にチームを組ませるバディ制度です。 新人がすぐに上級医と接すると、 緊張したり、 右も左も分からない状態であらゆる指導を受けて理解が追いつかなかったりします。 バディ制度により、 1年目は気軽に意見を言うことができ、 2年目は後輩の指導を通じて成長できるという、 両者にとってメリットがあるシステムです」

「もちろん上級医からのマンツーマン指導もあります。 外科では、 1年次の初期から手術をする機会があり、 着実に経験を積むことができます。 上級医がサポートしますが、 1年次の10月ごろには1人で腹腔鏡下胆囊摘出術などの手術ができるまでに成長します」

海外研修 : 地雷による負傷の診察も

――研修医はどのような経験が積めるか

米田先生 「研修医の希望を聞き、 年次中でも診療科の変更が可能できるよう整備しています。 私も含めこの病院で研修した上級医が多く、 フレキシブルに対応してくれます。 また、 腎臓内科や代謝内科などに興味がある場合は、 全国にある関連病院や施設で専門分野を磨けます」

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カンボジアでの研修の様子

「海外研修は1年目の後半から参加可能で、 カンボジアやアメリカ (ラスベガス、 ワシントン) などに1週間滞在します。 特にカンボジアでは、 地雷のために有刺鉄線が張られている場所も訪れます。 地雷で負傷した患者さんの診察をすることもあり、 日本では経験できない恵まれない地域の医療現場を直に経験できる貴重な機会となっています」

「グループ病院での合同学術研究発表会では、 医師だけでなく、 看護師などのスタッフも参加し、 医療に関する問題や研究成果を発表する機会を設けています。 表彰もあり、 アカデミックな面の指導にも力を入れています」

研修医の視点

1年次初期からオペを経験できる

――研修先を選んだ理由は

堤先生 「経験をどれだけ積めるかを重視して研修先を選択しました。 当院は救急対応や入院管理を1年次初期から経験でき、 大変魅力を感じました。 見学時に医師やスタッフ同士の仲が良かったのも理由の一つです」

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手術の様子

「実際、 虫垂炎や整形外科疾患など外科手術をたくさん経験できました。 問診や手技など上級医の先生の動きを見ているだけでも勉強になることがいっぱいあります」

研修医が当直表を作成

――勤務環境はどうか。

堤先生 「研修医と上級医が話し合うカンフが週3回あり、 判断に迷った症例に対して意見を出したり、 フィードバックをもらったりする機会が確保されています。 来月のローテーションや、 キャリアに関する悩みの相談をするなど、 気軽に話し合える環境です」

「当直表は研修医同志で話し合って決めています。 そのため、 1日のスケジュールをある程度決めることができ、 オン・オフのメリハリを付けて働けます。 夏休みや冬休みも当直と重ならなければ自由に取れます」

オフの過ごし方

玄海・湯布院など温泉地に保養所

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懇親会の様子

―――保養所の魅力は?

米田先生 「コロナの影響でしばらく開催していませんでしたが、 院内旅行で湯布院などの温泉地に行って、 別荘でゆっくり過ごしたりバーベキューをしたりして楽しんでいます」

堤先生 「保養所の1つである玄海サンセットはプール付きで、 海も近くにあって最高です」

―――医師とコメディカルの関係性は

米田先生 「談話室はあえて1つにしています。 そこで恋愛やゲームの話題も楽しそうに話していますね。 医師だけでなくコメディカルとも仲が良く、 サッカーやランニングをしたり、 飲みに出かけたりして交流を深めています」

堤先生 「お酒の席でお酌をするという堅苦しさはありません。 良い意味で上下関係がなく、 自由にコミュニケーションが取れる雰囲気です。 カラオケなども一緒に盛り上がっています」

「3年目以降に何人残りますか?」

――医学生にメッセージを

米田先生 「病院見学時では『3年目以降に残る研修医は何人ですか?』と質問して下さい。 研修医の定着率は研修先を選ぶ1つの指標になります。 当院は専門医資格が取れるほか、 福利厚生も充実しているので、 3年目以降も残りやすいと自負しています」

堤先生 「当院での見学は火、 木、 金曜日の朝がおすすめです。 カンファレンス中の研修医と指導医のやりとりが見られるので、 より働くイメージがしやすいでしょう」

先生方のプロフィール

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▶ 新武雄病院のホームページ

▶ 新武雄病院 研修医募集のページ

こちらの記事の監修医師
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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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