HOKUTO編集部
1年前
シスプラチンベースの化学療法に不適格な進行性尿路上皮癌の未治療患者において、 メトトレキサート・カルボプラチン・ビンブラスチンの併用療法 (M-CAVI療法) とゲムシタビン・カルボプラチンの併用療法 (GC療法) を比較した第II/III相試験EORTC 30986の結果より、 無増悪生存期間 (PFS) 、 全生存期 (OS) 、 全奏効率 (ORR) の差は認めないものの、 M-CAVI療法の方が毒性が強く、 GC療法が推奨される結果となった。
▼解析結果
238例を以下の2群に1:1で割り付けた。
両群で概ね同様であったが、 肝転移と内蔵転移の分布にわずかな不均衡がみられた。
HR 0.94 (95%CI 0.72-1.22)、 p=0.64
HR 1.04 (95%CI 0.80-1.35)
p=0.08
毒性により治療を中止した患者数
減量が必要となった患者の割合
重篤な急性毒性を認めた割合
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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