HOKUTO編集部
5ヶ月前

大腸癌研究会はこのたび、 大腸癌治療ガイドライン医師用2024年版の 「切除不能進行・再発大腸癌」 に追記すべき薬剤についてガイドライン委員会のコメントを発表。 第III相CheckMate 8HW試験の結果に基づき、 ミスマッチ修復機能欠損 (dMMR/MSI-High) を有する切除不能進行・再発大腸癌の1次治療として、 抗PD-1抗体ニボルマブ (NIVO) +抗CTLA-4抗体イピリムマブ (IPI) 併用療法が国内で承認*されたことを踏まえ、 同併用療法が1次治療として推奨される治療に位置付けられるとコメントした。
これまでNIVO+IPI併用療法は、 前治療歴を有するdMMR/MSI-High切除不能進行・再発大腸癌患者に対して承認されていたが、 CheckMate 8HW試験の結果¹⁾を受けて1次治療でも使用可能となった。
大腸癌治療ガイドライン医師用2024年版では、 MSI-HまたはdMMRの切除不能大腸癌に対し、 抗PD-1抗体ペムブロリズマブ療法が 「強く推奨」 されている(推奨度1・エビデンスレベルA、 合意率 : 100%)ものの、 ペムブロリズマブ療法も標準治療と比較した第Ⅲ相試験の結果を基に推奨されていることから、 今後はNIVO+IPI併用療法も同様に推奨される治療に位置付けられると発表された。
また、 NIVO+IPI併用療法とペムブロリズマブ療法を直接比較した結果はないものの、 CheckMate 8HW試験の未治療例・既治療例を合わせた集団において、 同じく抗PD-1抗体であるNIVO単独療法に対するNIVO+IPI併用療法のPFSの有意な改善が示されている²⁾ことから、 ガイドライン委員会は 「今後はNIVO+IPI併用療法が第一選択になると思われる」 との見解を示した。
一方で、 NIVO+IPI併用療法は治療関連有害事象の発現頻度が高く、 特に皮膚障害や内分泌機能障害の発現が多い点に注意が必要との注意喚起も付された。
📖CheckMate 8HW試験の詳細結果
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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